Mar 23, 2011
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震災から11日。被災されて今まさに悲惨な状況に置かれて、それでも明日を信じて頑張っている人、体を張って立ち向かっている人、皆様頑張ってくださいとしかいえない自分が歯がゆいですが、頑張ってください。
今我々に出来ることといえば、節電節約(その件は後述)献血(震災直後は盛んだが時間の経過に伴い足りなくなる継続的に行う必要がある。血液には期限があるから。)募金など。
こちらはいまさら引用先をあげるまでもない。

だというのに、こんな時に人として正気を疑うようなことを言っている人もいる。
【地震】「震災は天の恵み」大阪府議会議長が発言
橋下知事の政策を揶揄したかったようだ。
政府から消防隊員に「処分」と恫喝 石原知事が首相に抗議
記事によると「真相は不明だが、都関係者によると、「処分」と発言したのは 海江田万里 経済産業相」事実関係はごにょごにょいってます。
でもその石原都知事だって
「津波は天罰」=石原都知事「我欲を洗い落とす必要」
天罰があったら 貴方の優先順位はかなり先 だよ。



ただこちらの方々の失言(訂正しても一度吐いた言葉は消えないよ)はいずれもじどおり天罰がくだるとおもうのでここではこのくらいにしておきますが。

今回取り上げたいのは以下の記事。
誰もがこう出来るわけではないが一理はあるなと思い、ここで引用させていただきます。
ソースはこちら。
首都圏のみなさんへ:西へ行こう

未曾有の大災厄となってしまった東北大震災。起きてしまったことを嘆いたり、電力会社や政府の対応を非難したり、努力や負担を負わずに安全地帯から良い活動をしたつもりになる自己満足的な行為であるスラックティビズムでガス抜きしたり、そういったことは今なんの役にも立たない。そういうことはあとで好きなだけやればいい。まさに今、自分たちには何ができるのか、何をするべきか、そのことを考え抜いて行動に移そう。

※ スラックティビズムは、「怠け者(slacker)」と「社会運動(activism)」とを掛け合わせた合成語である。労力や負担を負わずに、社会運動めいたことをする行為を指す。
この用語は、社会に意味のある影響を与えていないのに、社会にとって良い活動をしたつもりになる自己満足的行為について、軽蔑を込めて使われている。こうしたスラックティビスト(スラックティビズムにあたる行為をする人)たちの行為は、多くの場合、個人の労力や負担を必要としない。(Wikipediaより)




なかでも、圧倒的な人口がいて、被災地と資源面で密接に接続されている首都圏のひとたちにむけて、この記事を書いている。あなたたちが、この震災の復興における大きな鍵を握っていると思うからだ。

(とかいてあるが、実際は西日本の人間の話でもある。)

震災の余波が長引くにつれ、首都圏でも市民生活のライフラインであるところの電力、ガソリン、水、そして食料が不足してきている。そして、今後その傾向はもっともっと深刻になっていくだろう。現代では電力がすべての経済活動のインフラだから、電力の不足が累積的に効いてきて、時間とともにさまざまなかたちで資源の不足が表面化するだろう。

よく知られているように、西日本と東日本の電力系統には50/60Hzの周波数の壁がある。このように、中部でスパッと二分されているのだ。

そして、中部にある変換所の容量は限られてるから、西日本で節電した分を東に送電するというのも、たいへん難しい。聞くところによると、東京電力で必要な 2%ぐらいしか送ることができず、いま原発トラブルで渦中の福島は東京電力の3割を引き受けていたから、首都圏での電力不足の長期化はどうにも避けられないそうだ。




ここで、ロジカルに考えてみよう。

電力、交通、住居、食品、物流、医療などのライフラインにかかわるような職業に従事していない、とくにいわゆるデスクワークのひとたちは、おそらく仕事を通じて困っている人を助けることには、直接的にはほとんど貢献できないと思う。自分の仕事をふりかえってみて、 自分という存在の「救済への貢献度」と「資源の消費量」を比べてみて、後者のほうが大きいと思ったなら、短期間でも思い切って西日本へ行くというのは、社会への貢献のかたちといえるのではないだろうか。
都民人口は約1200万人、もしこのうちの10%が西日本へ移動すれば、100万人単位で東日本の資源消費がおさえられる。被災地で避難所に身を寄せている人の総数が45万人といわれているから、その数、実に2倍以上だ。実際にまるまる10%移動することは現実的ではないにせよ、西日本出身者が実家や親族のところへ転がり込むケースだけでも、それなりの吸収力はあるはずだ。


親戚が被災したからはいそうですかと受け入れることのできる人がどのくらいいるかはまあおいといて。(それが温度差なんだろうなとも思うが、私は当然受け入れる。でも。私ではないが、肉親であってもろくでなしの放蕩親族とは縁を切ったなんて方はまあ、無理にとはいえないでしょうね。)

いやそれだけではない。今、経営者が試されているのは、不確実な未来に対するリスク感覚だとおもう。とくに頭脳労働者においては、この電力情勢が長期化するようなら、このまま都内にいても、どんどん疲弊していき生産性は低下していくばかりだろう。ましてや自宅待機を続けるのであれば、そもそも生産活動に従事していないのだから資源を浪費するばかりである。

(中略)

実際、私の会社パンカクでは、早速この週明けから可能なかぎりの社員をつれて岐阜の宿泊施設に期限なしの滞在を決め、到着から24時間でオフィスを立ち上げた。20代前半の単身者が多く、ノートパソコンさえあればどこでも仕事ができるテクノロジー系スタートアップだから可能だったといえるかもしれないが、本気で取り組めば結構な数の企業が、同様のことをできるはずだ。

先に述べたとおり、東西での電力の融通はほとんどできないから、西日本で電力を節約することは、役に立たないどころか日本経済全体の萎縮効果を考えれば有害とさえいえる。西に行ったひとたちは、思い切ってのびのびと働き、暮らせばいい。西日本は、そういった企業をどんどん呼び込めばいい。かつてぼく自身も経験し、各方面からの支援によって阪神大震災から立ち直った西日本は、これからは日本を元気にしていくためにも、むしろたくましいナニワ商魂を発揮していくべきときなのだ。


出来るか出来ないかはともかく、この考えは一理ある。
実行してしまうこの著者の決断力の早さはなかなか真似ができない。

そしてもちろん、個人レベルでは出来ない。

家族があったらなおのことだ。


会社が( 本来なら国だが、 政府がただでさえ鈍いのに、いよいよ使えない)音頭をとらないとできない。

同時に、西日本は何でもかんでも自粛自粛というのも別だと思う。

なんでも「宴会禁止」とかがわざわざ通達されている会社があると聞く。

子供じゃないんだからわざわざ通達せんでもと言う気もするが、表でうかれぽんちな顔で余計な失言をタレ流す(それこそどこぞの一部政治屋みたいな)酔っ払いは不謹慎だし、みたくもない。会社の評判を下げる危機管理のため釘を刺すのもわかる。

だが、今回の被災された方とは比べ物にならないにせよ、そんな酔客相手にご飯を食べている人たちまで経済的に被災させるてどうするというのもある。



浪費はイカンが、経済活動にともなう消費まで萎縮させてはいけない。

特に今は西日本が日本の生産・製造を支えなくてはならないのだから。

私はこの話題がつらくて、あまり書き込めなかった。

いまだに被害の全容はつかめない、原発は予断をゆるさない、日本が傾くを通り越して沈みかねないほどの大災害です。

でも、できるだけ、今日からは定常運行に戻りたいと思う。

不謹慎はイカンが、日々の生活には潤いも必要。

先の記事は以下の言葉で結んでいます。私もこれを皆と私すべてに。



ここからの復興は、私たちひとりひとりの意思と行動にかかっている。

自分にできることから始めよう。


※ 正直、斜字体は読みにくいし、略したところもあります。
できれば、ソースのリンク先を読んでいただければと。

もう一度、ソースはこちら。
首都圏のみなさんへ:西へ行こう





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Last updated  Mar 23, 2011 07:06:20 AM
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