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2006年08月22日
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4-3 で下し初優勝を果たした。
37年ぶり2度目 の決勝再試合となった早実(西東京)と駒大苫小牧(南北海道)との決戦は、早実が4-3で 創部102年目 にして悲願の初優勝を飾った。
4連投の 斎藤 佑樹投手  (3年)は6安打3失点、無四球13奪三振で完投勝利を挙げ2日間にわたる決勝戦を最後まで1人で投げぬいた。
クールな都会派エースは甲子園で驚異的とも言える 計948球 を投げ込み、新たな歴史の扉をこじ開けた。

2日間合わせて 5時間33分に 及んだ感動のフィナーレとなった。その中心に斎藤がいた。
最後はともに投げ合った駒大苫小牧の田中投手から 144キロの速球 で空振り三振を奪い、センターに振り返って渾身のガッツポーズ。  駒大苫小牧の3連覇の 夢を打ち砕き、初の頂点に登りつめた。

 「王先輩も荒木先輩もできなかった夏の優勝を成し遂げられたことが一番うれしい。人生で一番幸せな日です」と校歌を歌い終え、大応援団が陣取る三塁側アルプススタンドへ走り出した瞬間、クールなエースの頬を感動の涙がつたっていた。

37年ぶり2度目 の決勝再試合。「高校では初めて」という4連投も関係無かった。2-0の六回に浴びたソロを含めて2発を浴びたものの、6安打3失点で完投。  4日間で計553球 を投げ抜いた。

 1回戦(鶴崎工)で完投こそ逃したが、  7試合で69イニング、207 のすべてのアウトを一人で奪った。その球数の合計は実に948球。奪三振は1大会で 歴代単独2位の通算78個 になった。

 強靭(きょうじん)な肉体の陰には家族の支えがあった。 群馬県太田市出身 の斎藤は都内で大学生の兄の 斎藤 聡仁 さん(21)と二人暮らし。
夢はかなわなかったが、やはり群馬県の 桐生高校 で甲子園を目指していた聡仁さんは、上京後、飲食店でアルバイトをして腕を磨いては毎日ボリュームのある食事、最近では得意メニューの「豚キムチ丼」を食卓に並べた。
「弟の体を作るため、甲子園で活躍ができるように手料理をたくさん食べさせました」。兄は優勝をわがことのように喜んだ。

“クール” と言われる都会っ子だがしかし、この日の朝には、4連投で体力が心配された自分をよそに、母のしづ子さんにメールで「お母さんの体調は大丈夫?」と逆に体を気遣っていたという。
「メールには早く(試合を)決めるからね、ともあったんです」としづ子さん。前日20日、
178球 の力投に「明日も頑張ってなんて言えない」と涙した母は、スタンドから自慢の息子に手を振った。

1901年 に創立し、ソフトバンクの 王 貞治 監督(66)をはじめ、西武の
荒木 大輔 投手コーチ(42)ら多数のプロ選手を輩出している伝統校だが、これまでは準優勝が最高だった。
1957年 にセンバツを制した王監督も達成できなかった夏制覇。偉大な先輩を超えた
斎藤 は「今は群馬の実家に帰ってゆっくり休みたいです」と言って笑った。

 気になる 今後の進路 については「これから考えます」と斎藤。早大進学が有力視されているが、人気と実力を兼ね備えた逸材に周囲は熱い視線を送り始めている。
人気低迷が叫ばれる野球界にあって、まさに新たに生まれた新世紀のアイドル。
死闘。端正なマスク。そして青いタオルハンカチ。日本列島を騒がせたクールなエースの夏は、
最高のエンディングで幕を閉じた。





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最終更新日  2006年08月22日 11時29分28秒コメント(0) | コメントを書く


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