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まっちゅ!

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2010年02月21日
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 「一睡もできなかった。ようやく、じわじわ(実感が)きています」――。ベルリン国際映画祭で女優賞を獲得した寺島しのぶさん(37)は21日、舞台出演のために滞在中の大阪市内で記者会見した。



 過去に世界3大映画祭の俳優部門で日本人が受賞したのは、同映画祭での左幸子さん(1964年)、田中絹代さん(75年)のほか、ベネチア国際映画祭で男優賞を2回(61、65年)取った三船敏郎さん、2004年のカンヌ国際映画祭で男優賞の柳楽優弥さんの4人だけ。世界の大舞台での快挙に、寺島さんは満面の笑みで受賞の喜びを語った。



 「評判は良かったが、まさか賞にたどりつくとは。世界の人に良かったと言ってもらえてうれしい」と寺島さん。同日早朝、ホテルの部屋でネットを見て受賞を確認し、「キャーキャーと奇声を上げて喜んだ」。母で女優の富司純子さんからは「おめでとう。すごいことだわね」と電話で祝福されたという。



 一昨年、台本を受け取った際、「久しぶりに体に電気が走ったというか、これをやらなきゃいけない、という感覚があった」と振り返り、「若松(孝二)監督は取材に『もんぺが一番似合う女優だから選んだ』と話していたが、一番に思い浮かべてくれてうれしかった」とほほえんだ。



 撮影はわずか12日間で、リハーサルはほとんどなかった。「役者の集中力を高めて、ここぞというところで撮る監督のやり方が、私に合っていた。夫婦2人の密接な関係が、濃厚な12日間で表現できたと思う」。



 映画祭には2日間だけ参加。「コンペに選ばれ、町で歩いていると『おめでとう』と声をかけてもらった。映画に対する理解力が優れていて、海外でやってみたいという気にさせてくれた」と話す。「次に誰かが受賞した際に『寺島しのぶ以来』と言われる。その時、消えていないよう、毎日、女優として立っていたい」と決意を新たにしていた。



 20日の授賞式には、日本に帰国している寺島さんに代わって若松監督が出席。トロフィーを受け取って、寺島さんから届いた「60回という記念の映画祭で、このような賞をいただいて感謝しています。いつか、すべての国の戦争がなくなることを祈っています。殺し合うことでは何も解決しないということが、この映画を通じて伝わればいいと思います」とのメッセージを伝えた。



 若松監督は、寺島さんの受賞について「手足のない夫を初めて見た時の驚きの表情や一人寂しく機織りをしている姿など、彼女のアクションの一つ一つが作り物でなく、本物に見えたんじゃないか」と分析。夫役の大西信満さんも「僕の役は肉の塊でしかなく、寺島さんのリアクションがあってこその演技だった。寺島さんが大変だったのが自分でも分かるので、とてもうれしい」と喜んだ。

※この記事の著作権は、ヤフー株式会社または読売新聞に帰属します。









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Last updated  2010年02月21日 20時49分09秒
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