2013.01.24
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カテゴリ: 極真空手
 今日、自分の稽古をしながら思った。本当に森下洋子は凄い、と。稽古をしていても、私の脳裡に焼き付いて離れない。恐らく、私のこれからの空手修行において、消える事は無いだろう。

 一日6時間の練習は、年に数回の舞台を踏む為である。一回の舞台で2~3時間はプリマドンナとして舞い踊るのである。空手を始めてからの数十年間で、私の見てきたあらゆる分野の世界で、最高の人間の一人である。
 私の理想とする生き方をしてきた人間が、現実にいたのである。それも、空手の世界でなくバレーの世界に。殆どの一流と言われた人達は、一時の栄光で名声を得て、その後の人生を送っているが、彼女は64才の今が全てであり、その技量は世界の最高峰をいくのである。彼女は10代で頭角を現し、20代で名声を得て、それから数十年経った今でも、「一日休めば自分に分る。二日休めば仲間に分る。三日休めば観客に分る。」この言葉を実践しているのである。

 バレーの練習の時に履くトゥシューズを、年間で300足以上使う。つま先で立って踊るので、1回の練習で殆どダメになってしまう。その回転する姿は美しく、力強く、速い。そして何より優雅である。目はきらきらと、何とも言えない輝きを放っている。少女の時のままであろう。一点の曇りも無い目とは、ああいう目を言うのだろう。顔にはシワが見えるが、その1本1本のシワが、美しくさえ見えるから、不思議だ。

 森下洋子を見てこんなに衝撃を受けたのは、私の中に、絶える事の無い向上心と探究心があったからである。私が空手修行者であるからである。もし、それらがなかったら、見終わったらすぐに忘れ去ってしまうだろう。しかし、私にとっては、極真空手をやるきっかけになった大山総裁の「世界ケンカ旅行」という本に出会ったのと同じ位のインパクトを受けた。
 「世界ケンカ旅行」は、18才の時に実家の前の書店で。そして今、62才で森下洋子を見る事が出来たのは、これからの私の空手修行において、この上ない幸運であった。やはり、こういう人間が現実に実在していたのである。

 人間とは凄いものである。





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最終更新日  2013.01.25 01:06:40


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