大成長日記

大成長日記

2006.10.03
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市主催の、「子どもアレルギー講演会」に参加。



アトピー治療でも評判の、済生会中津病院の小児アレルギー科医による講演でした。

済生会中津病院の方針はステロイド処方&掻かせない療法。

途中スライドで、数人のアトピー患者さんがステロイド薬と、掻かせない工夫(病院オリジナルの二重手袋、パジャマのすそと靴下の間をテープで巻く、包帯、など)により、数日でつるつるになった例が写真で紹介され、会場にどよめきが起こります。

なるほど、今日の講演だけを聴けば、ステロイドを恐れず、正しく使えばアトピーは治るんだ!と誰もが思うでしょう。

私でさえ、「ステロイドも使ってみるべきかしら?」と一瞬思ってしまいました。


しかし、スライドの患者さんは、たまたまステロイドで簡単に、劇的に改善した特別な例だからこそ、この場でわざわざ写真つきで紹介されているのでしょう。

現実にはステロイドでも治らないどころか、その副作用で苦しむ人も数多くいます。

「これほど単純に改善する患者さんばかりではありません。アトピーは大変複雑なものです。」と付け加えた先生の言葉を聞き逃してはいけない。



今までずっと疑問だったが、今日の講演の内容がヒントになった。


アトピー性皮膚炎には二種類あるそうだ。

一つはアレルギー性(食物その他の刺激物質により悪化を招くもの)。
もう一つは掻破性(掻き破ることにより悪化を招くもの)


今日の講演では、ステロイドで素早く傷を治し、掻かないようにすれば、アトピーは改善する、ということがしきりに言われていた。
(子供が掻くのは本当に痒いときだけではなく、母親の注意を惹きたいから=母親の愛情不足、とまで言われたのはさすがにカチンと来た、というか腹わた煮えくりかえったが。)

それは掻破性のものに限り言えるのではないだろうか。

湿疹の発生→掻く→傷が悪化・広まる→掻く→また悪化・広まる  という皮膚表面の悪循環を断ち切ればおしまい、というような単純な症状ならば、ステロイドは有効なのだ。

しかし、ウチの子の目の下に出ていた皮膚炎は、痒くもないのに、突然、浸出液が湧き出るように染み出し、乾かずに次々と液が染み出し、皮が一枚めくれたような状態が何日も続いていた。
肩甲骨のあたりに出た皮膚炎は、手が届かず、掻くこともできないのに、じわじわと赤いシミが浮き出し、やがてかさぶたのように硬く盛り上がってくる。
排気ガスを吸うと悪化し、市販のクラッカーを食べても、即悪化していた。


たとえステロイドで外側の傷を治したとしても、内側の問題を除去しない限り、また再び湿疹が発生するのは目に見えている。


明らかに性質が異なる皮膚炎をひっくるめて、「アトピー」と総称し、「アトピーにはステロイド治療が有効」と言い切ってしまう事は問題なのではないだろうか。


終わってみて、これって済生会中津病院の営業宣伝活動だったのでは?、という印象が残った講演だったが、ステロイド治療と脱ステロイド治療の両側面からアトピー治療について考える上で、大変参考になったと思う。


ステロイド治療の理屈や実績はよく分かった上で、それでも尚、ステロイド薬に頼らず、体の内側から根本治療していく方向で行こうと確信できた。


それにしても、物事を片側からだけ見るのは危険なことだと、改めて感じた今日の講演でした。












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Last updated  2006.10.06 18:57:33
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