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2015年01月15日
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カテゴリ: 横川典視
 木曜担当のよこてんです。

 1月12日をもって岩手競馬のレギュラーシーズンが終了。3月21日まで2ヶ月ちょっとの“冬休み”に入りました。
 「レギュラーシーズン終了」とちょっと回りくどい言い方をするのは3月の特別開催、1開催6日間が区切り的には平成26年度に入るためで、そこまでが今シーズンの続き、来年度の新シーズンは4月からという事になるからです。
 ただ、以前もここで書いたように、新シーズンからは騎手・調教師のリーディング等の算定期間が3月から翌年1月までと改められます。つまり今年からは3月の競馬再開から計算開始、来年の1月で確定という事になり、現実的な感覚に合うようになりますし、馬の方は以前から3月の特別開催をもって新年度格付けに移行していましたから、人馬の整合性も採れる形です。
 公式な「新シーズン」は引き続き4月からですけれども、そんなわけで実質的な“開幕”になる3月21日を楽しみにしながらお待ちいただければと思います。

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★シーズン最終日の恒例になった餅まきならぬ「餅配り」。全ジョッキーが参加して行われました

 「レギュラーシーズン」ラスト(しつこい)の12日は熱い戦いの連続でした。まず重賞・トウケイニセイ記念。数字上の結果で見れば、1番人気~3番人気の人気上位3頭が上位を占め、ワイドまで含めた全賭式が3番人気以内で収まるというガチガチの人気サイドでの決着。しかし舞台裏では、引退レースに全てを賭けるキモンレッド、不利な枠を跳ね返して勝利をもぎ取りたいライズライン、そして前走で掴んだ重賞獲りの手応えを本物のタイトルにしたいクロワッサン。それぞれの陣営が抱く闘志が激しくぶつかり合っていました。

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★トウケイニセイ記念優勝/キモンレッド

 勝ったキモンレッドはこれが55戦目にしての待望の重賞制覇。キャリアを締めくくる戦いを任された陣営にとっても嬉しい勝利になりましたね。今後は当初の予定通り繁殖入りする事になるでしょうが、できれば一度、この馬にとってベストと思える1400mでの戦いを岩手で見てみたかった。そこがちょっと残念。

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★スタンド前を通過するキモンレッド

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★ライズライン

 ライズラインは、これでマイル戦線での地歩を確定させたと言っていいでしょう。ダートだけでなく芝もこなせるし、来季は芝・ダ両方での活躍を期待してみたいです。

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★クロワッサン

 クロワッサンは、恐らく絶好の状態で挑んできていて、陣営も相当な自信を持っていたと思います。それで3着は無念・・・ですが、見方を変えれば、これが二度目の重賞挑戦という馬がGI3着馬と岩手の3歳二冠馬をむこうに回して戦い、今期前半の重賞戦線で大活躍していたランドオウジに先着したのですから、この馬にとってもこれで完全にメドが立ったと言うべきでしょう。この馬も来季の活躍を期待していいはずです。



 1Rで板垣吉則厩舎の馬が勝って1勝リード。しかし2R、即座に佐藤雅彦厩舎の馬が勝って勝ち星同数に押し返します。
 佐藤雅彦厩舎が神がかっていたのはここから。5Rで2着を確保して2着数でリードすると、7Rではまた1勝を挙げて勝ち星数でもリード。さらに8R、ここでも2着を獲ってダメ押し。

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★7Rで勝ったオーバートゥループ。競り合いの流れを決めた大きな勝利

 その段階で板垣厩舎側の残る出走頭数は3頭。佐藤雅彦厩舎のリードは1勝2着2回分。つまり板垣厩舎は残る3頭が全て連対圏に入る必要がある。2勝できれば逆転、1勝2着2回なら3着数でリード。・・・ですが、馬的にそこまでは難しいか・・・というところで、8Rの結果をもってリーディングの趨勢はほぼ決したという状況になりました。

 佐藤雅彦調教師は1月10日~12日の間、13頭出走させて4勝2着5回。着外は僅かに2頭という驚異的な好成績。佐藤雅彦調教師自身は「ここまで出来るものなんだねえ~!」と笑っておられましたが、そんな笑顔の裏に凄みを感じて仕方ない激走の連続でした。

 調教師リーディングはこれで、佐藤雅彦調教師が2008年以来のリーディングを獲得し、板垣吉則調教師の2年連続リーディングは成らず。
 騎手リーディングの方は208勝を挙げた村上忍騎手が4年連続の獲得でした。シーズン200勝越えは2005年の小林俊彦騎手以来の史上3人目、歴代では2位の成績。
 村上忍騎手は2014年の年間勝ち星数で211勝となり、全国リーディングでも自身最高の7位に。そこでTOP3を争うのは岩手ではちょっと難しい感じですがTOP5圏内は手が届きそうになってきました。

 2014シーズン・1月12日までの累計発売金額は243億円余り、対前年比114%となっています。ここに3月の特別開催6日分が乗りますので、ざっくり見て250億円に届くかどうか・・・という所まで行ってくれるのではないでしょうか。
 JBC効果が非常に大きかったにせよひとまずは好成績。あとは、この流れを来季に繋げて“JBC後”の反動を最小限に留めたいですね。

 最後はこの年始開催の中で撮った写真を何枚か。3月、春の競馬場に騎手や馬が帰ってくる日を今から心待ちにしつつ!

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最終更新日  2015年01月15日 19時28分30秒


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