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2024年04月26日
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カテゴリ: 古谷 剛彦
金曜日は、古谷が担当します。

 先週から開幕したホッカイドウ競馬は25日、古馬短距離重賞「エトワール賞」が行われました。昨年までは、「北海道スプリントカップ」が5月末or6月頭に行われていたこともあり、「エトワール賞」が重要なステップレースに位置付けられていました。しかし、「北海道スプリントカップ」が3歳限定となった今年は、古馬スプリンターにとって最大目標となるレースが、地元になくなってしまいました。ただ、スーパースプリント戦である「グランシャリオ門別スプリント」が、昨年までの「北海道スプリントカップ」の時期に早まり、その後は「習志野きらっとスプリント」や「クラスターカップ」など遠征してビッグタイトルを目指す流れになります。

 昨年の短距離路線を賑わしたスティールペガサスとスペシャルエックスは、オフシーズンの充電期間を経て、「エトワール賞」から始動。新興勢力も加わり、開幕戦ということもあり難解な1戦となりました。

 ハナへ行くと思われたイッツクールが、先頭に立つまで苦労するほど序盤のラップが非常に速く、さすが古馬一線級の重賞という感じがしました。好スタートを切ったスティールペガサスが、内の出方を見ながら運びつつ、なかなかイッツクールが先頭に立てないほど馬なりでも楽に先行していたのは、幾度とダートグレードを戦ってきた実力なのだと感じます。個人的に採ったレースラップは、

12秒2-10秒5-11秒6-12秒0-12秒4-13秒5
前半3F34秒3、上がり3F37秒9

と、2F目が驚異的に速かったので、イッツクールの宮内騎手が激しく手を動かしてようやく先頭に立ったというのも頷けます。当然、この展開ではイッツクールが苦しくなるのは早く、押し出される形で勝負所からスティールペガサスが先頭に立ちますが、4コーナーで兵庫から戻ってきたサラキャサリンが外から並び掛け、最内の砂が深いところを通るスペシャルエックスも迫ります。ただ、残り1Fを過ぎると、横に広がる大激戦となり、スティールペガサスを挟む形で、馬群を捌いてきた馬たちが襲い掛かります。外からピンクヴェノム、内からシュロス、真ん中スティールぺガサスの攻防は、最終的にシュロスとピンクヴェノムがハナ差の大接戦となりました。どっちが勝ったか、正直誰も判断できない状況の中、掲示板にシュロスの12番が1着の欄に点滅した時は、場内もどっと沸きました。


(シュロス)

 シュロスは昨季、JRA2勝クラスから移籍してきました。初戦は2着のあと連勝し、その勢いで「道営スプリント」に挑みましたが、重賞メンバーの壁に当たって7着敗退。オフシーズンで力をつけ、年明け初戦で重賞制覇を叶えました。強力メンバーだったこともあり、陣営もビックリの重賞Vとなりましたが、今後のシュロスの活躍が楽しみです。また、2着に敗れたピンクヴェノムは、JRA1勝クラスから転入したばかりの3歳牝馬。50キロの軽量はあっても、いきなりダートグレードで上位を賑わした馬も出走しているメンバーの中でアワヤのシーンを作ったことは、新星登場を印象づけました。






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最終更新日  2024年05月20日 10時15分48秒


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