エージェント・代理人 田邊私的日記

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田邊伸明

田邊伸明

2006.02.21
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カテゴリ: サッカー
柳沢選手

メッシーナの会長の発言はスポーツ新聞でも何度か取り上げられ、小笠原選手と交換だとか、小笠原選手がだめなら中田浩二を獲得するなどというものであったことを皆さんも覚えていらっしゃるでしょう?(探せばスポーツ新聞のサイトにバックナンバーがあると思いますが)誰にでも簡単にわかることですが、要はポジションは関係無いのです。共通していることは日本人選手であるということだけです。

では、なぜメッシーナは日本人選手にこだわるのか?今日はこの点について簡単に書いてみたいと思います。(簡単といっても結構長くなってしまいました。)

セリエAはおそらく世界でもっとも早く、ホームゲームの放映権をクラブに所有させたリーグです。(当初は海外のテレビ局に限っていたと記憶していますが)
クラブはそれまで海外に放映権をセールスした経験が当然ありませんから、どこかの代理店に委託し海外放映権のセールスを行って来ました。しかし海外のテレビ局から見た場合、すべてのクラブの試合が魅力的なわけではありません。魅力という意味ではビッククラブが中心的な役割を果たすのは当然です。長くなるので詳細は省略しますが、そんなわけで、いつしかセリエAの所属クラブの海外向けの放映権セールスは2つの代理店に集中し、ビッククラブ中心のA社とその他を扱うB社という図式が成り立ったのです。

スカパー がセリエAの放送を始めたのが丁度その頃でした。
それから数年間、スカパーは契約更新のたびに、このA社とB社の両方と交渉して全試合放送を実現してきたのです。これは大変な労力と時間、それにお金が必要だったということはいうまでもありません。

【後編に続く】





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最終更新日  2006.02.22 02:08:01
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