再生

2010.09.24

沢尻エリカは「第２の中森明菜」になる

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●虎視眈々の連中に食い物にされる

「沢尻　引退危機」――。

　先週末、女優・沢尻エリカ（２４）をめぐってこんな報道が駆け巡った。沢尻がこの２０日間ほど都内の自宅に戻っていないため、大手芸能プロ「エイベックス・マネジメント」との契約話に赤信号がともっているというのだ。

　この数年、沢尻が世間を騒がせてきたことはご存じのとおり。０７年に主演映画の舞台あいさつで「べつに」発言をして仕事を干され、昨年は所属事務所を解雇。今年はエステのＣＭでカムバックしたものの、スペインに設立した個人事務所でマスコミを屈服させようとして反感を買った。夫・高城某との離婚話も進んでいない。極め付きは９月のドタキャン騒動。ＣＭ出演が決まったヘアケアブランドの発表会を体調不良を理由に欠席した。

　そうした中での“失踪騒ぎ”である。沢尻の母親は「家に戻ってませんが、連絡は取り合っているので大丈夫」と火消しに必死だが、実情は尻に火がついている。「エイベックスに見限られたら、中森明菜みたいに一気に転落する」との声も聞かれる。明菜は８９年に自殺未遂騒動を起こしたあと大手事務所に所属せず、第一線から消えて久しい。

「沢尻復活の可能性はゼロ」と断じるのは芸能評論家の肥留間正明氏だ。

「彼女は自分が他人に迷惑をかけたことを認識できない性格。本当に反省しているとは思えない。一連のドタキャンと失踪騒ぎでテレビ界や広告業界は今度こそ沢尻の危うさを思い知ったはず。今後、彼女を起用しようという大手企業は出てこないでしょう」

　沢尻は人一倍プライドが高い。頭を下げて大手事務所にマネジメントを頼んだり、ヌードになって出直す可能性は極端に低い。ＣＭのオファーがあるとしても、キワモノ好きな業界ぐらいだろうといわれる。

「それでも知名度は抜群ですからね。明菜のときみたいに、虎視眈々（たんたん）の連中がもみ手をしながら接近し、沢尻を利用しようとするでしょう。だけど沢尻がステップアップするとは考えられない。ジリ貧の中でイライラがつのり、またトラブルを起こすという悪循環に陥るはず。テレビの視聴者は彼女の転落劇を楽しみにしているのではないですか」（肥留間正明氏）