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祭日の火曜日、京都の金剛能楽堂に「狂言ござる乃座 in KYOTO 5th」を観に参りました。
番組は、狂言「牛盗人」、小舞「暁」・「名取川」、狂言「六地蔵」。
狂言「牛盗人」。鳥羽離宮の法皇の御車の牛が盗まれてしまいました。牛奉行(野村万作)は、その盗人を訴え出れば、なんなりと褒美を与えると高札を出します。すると、一人の子供(野村裕基)が藤吾三郎が犯人だと訴え出てきました。すぐさま、三郎(野村萬斎)は召し取られ、奉行の前に連れて行かれますが、白を切ります。そこで訴え出た子供と対決させると、なんと二人は親子だったことが判ります。三郎は子供を呪って泣きながら、牛を盗んだのは親の追善の費用のためと打ち明け、シャカの弟子が同様のことをした故事を語って無罪を主張します。しかし、奉行は耳を貸さず獄舎につなごうとします。すると、突然、先ほどの子供が、まずは、訴え出た褒美をくれと言い出します。そして、その褒美とは、三郎の命を助けることでした。子供は、父の罪と命を助けるため自ら訴え出たのでした。
三郎が子に対し、どれだけ大事に育ててきたか語るところは、ついつい引き込まれ、思わず涙が。
以前、この曲を見た時より、裕基君は随分大きくなりました。この狂言の子は、あくまでも「幼きもの」なので、そろそろやらなくなるのでしょうね。
小舞「暁」。野村裕基。明け方の男女の別れがたい心情を謡ったものだそうですが、子供が舞いの向上のために勉強する演目なのだそうです。
小舞「名取川」。野村遼太。修行を終えた旅僧が付けてもらった名前を忘れないように袖に書いてもらうのですが、名取川の深みにはまってそれが消えてしまうのです。流れた名前を掬い廻る演技を現した舞い。
狂言「六地蔵」。六地蔵堂を建立した田舎者(高野和憲)が、仏像を求めて都へ上がります。大声で仏師を尋ねまわっていると、通りがかりのすっぱ(詐欺師・野村萬斎)が、自分は仏師だと名乗ります。信用した田舎者は、それぞれ印相の異なる六体の地蔵を注文します。仏像の受取日は翌日、因幡薬師の後堂で、約束して別れます。すっぱは、仲間を三人(野村万作、野村万之介、石田幸雄)集め、彼らを地蔵に化けさせ、三体を二度にわけて拝ませることにします。最初は、まるで生きているような仏像ということで、田舎者も感心しうまくいくのですが、何度も何度も、六体を見比べようとする田舎者に、とうとう4人は疲れ果ててしまいます。
もう何度も観ている「六地蔵」ですが、普段は、若手が演じるすっぱ仲間を、この渋いお三方が演じるのは珍しい。貴重な六地蔵でした。
京都駅4時59発ののぞみ378号。
発車ベルが鳴り、「駆け込み乗車はおやめ下さい」とのアナウンスの直後。
エスカレーターを駆け上ってきて、駆け込み乗車した男性。
萬斎さんでした。![]()
お疲れ様でした。
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