日舞と茶道と着物の蔵

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2005年10月27日
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カテゴリ: 和の生活 つれづれ
今尾哲也著「歌舞伎をみる人のために」(楽天では、在庫なし...)を読んでいます。


昔のお芝居が、いかに、観客をとり込んだものだったか、というお話で、先代仁左衛門の話。
ご存じの方も多いでしょうが、昔の歌舞伎は、飲んだり食べたりしながら見るものでしたよね。


で、先代のお父さん(というと、何代目になるのか)が、ある日、「沼津」というお芝居で、年老いた雲助の平作という役で出ていました。年老い、重い荷物をもてあましながら、ヨロヨロと平作が花道を歩いていると、お客が「おい、松嶋屋、いっぱいいこか」と言ったそうです。そしたら、平作の仁左衛門丈、なんと、平作キャラのまま「頂戴いたします」と言って荷物をおろし、杯を飲み干し、また、花道ヨロヨロを続けたというのです。
この時の、仁左衛門と、共演の延若と、客3者のやりとりが、お芝居そのものだったというのです。

イギリスの田舎のある有名な小劇場で見たお芝居にも、共通するものがあります。
3年前に見たお芝居では、エピローグは、劇場の庭で行なわれました。晴れた夏の宵(って言っても、まだ明るい)お客は、芝生の上を適当にたむろし、ピム(フルーツポンチようなもの)を買って飲む人もいます。そこの中を、俳優達は、役柄のキャラのまま歩いて廻り、客と世間話をします。庭の隣は運河なので、アヒルも歩いています。

今年見た泥棒が出て来るコメディー。芝居が始まる前、ロビーにいると、舞台衣装を来た俳優がやってきて、「今日は、犯罪者がうようよしているので、お財布に気をつくて下さい」と言ってきました。お芝居が始まっても、俳優が座敷の周りを走り回って、観客も巻き込んで盗んだものを取り合ったり。もう、楽しいお芝居でした。






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最終更新日  2005年10月27日 22時46分41秒
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