一瞬の予備校時代


学校までは徒歩7~8分。同じ塾だった近所のお姉ちゃんが歩んだコース。親からの仕送りは月10万円。と私の貯金。(一度は社会に出た私ですからお金のありがたみは分かっているつもりでした。)
 予備校のオプションの朝特訓も頼んでもらいやる気満々でした。(多分)私が行った予備校は当時担任の先生もついて授業とは別に何か心配事とかあったらなんでも相談できるようになっていました。私の担任はその予備校の経営者の息子でした。長髪を後ろで束ねていました。
 ある日朝特訓で受けた小テストを貰いにか担任のところへ行きました。英語の単語を形容詞などに直すテストだったのですが私は○○詞とかがサッパリ分かりませんでした。「こんなのも出来ないんじゃあ駄目じゃないか」と叱られました。『分からないから来てるんじゃん・・』ショックでした・・。結構繊細だった私はたかがこんな事で予備校への足が遠くなってしまいました。(この先生のせいばかりじゃあないかもしれませんが)
 パチンコにいったりテレクラに電話して遊ぶようになってしまいました。すぐにお金は無くなりテレクラでのサクラのバイトもしたりしていました。
 何人かの男の人と会っては寂しさを紛らしていました。Q2で電話代が10万を超えた慶応大学に通ってる人もいました。2浪してガードマンのバイトしながら夜間大学に通ってる人もいました。ADのバイトをしながらバンドでデビューしようと頑張ってる人もいました。劇団を持ってて 私にバイクを買ってくれた人もいました。プロデューサーって人もいました。
 そんな中横浜に住んでいた6つ年上のひろし君に出会いました。(後に旦那になった人です)わざわざ東京まで迎えに来てくれて 横浜の街をイロイロと案内してくれました。その日は夕食に焼き肉に行ってひろし君家でお酒をごちそうになったっけ。そして酔いつぶれてトイレを独占していた・・・。

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