北海道廃線2000キロ ― 廃線跡を歩く・写真で記録するウォーキングブログ ―

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カテゴリ: はじめに



以前にPlanは、情報収集・訪問計画立案と紹介しました。さまざまなソースから廃止された鉄道路線についての情報収集をすることと、集めた情報に基づいた基本プランを策定することが主な内容です。ここでは札沼線を訪問した路線として整理し紹介しようと思います。

1.札沼線の基本情報整理
 まずは訪問対象である札沼線の基本情報を収集・整理していきます。Wikipediaなどで調べると以下の情報を抽出することができます。

①区間:桑園〜石狩沼田間 111.4km(うち廃止区間:北海道医療大学〜石狩沼田間 82.5km)
 札沼線は今も札幌方の一部区間が現役線として活躍する路線ですが、全体の約4分の3の区間は廃止となっています。線名は改正鉄道敷設法に規定された、「石狩国札幌ヨリ当別ヲ経て沼田二至ル鉄道」に拠るものかと思われますが、実際の起点は桑園駅、終点は石狩沼田駅となっていました。全線にわたり並行して函館本線が走る区間となっていますが、昭和初期まで石狩川には橋が無く、後の札沼線沿線である石狩川東岸は渡船のみが交通手段となっており、しばしば陸の孤島となっていたことから鉄道敷設の強い請願を経て1935年に全通しています。現在沿線跡には国道275号線が寄り添うように敷設され、行き交う車も多く見受けられます。

②廃止年月日:北海道医療大学〜新十津川間=2020年4月17日/新十津川〜石狩沼田間=1972年6月18日
 路線の廃止は2回に分けて行われました。1回目は1968年に国鉄諮問委員会が提出した意見書で「赤字83線」に挙げられた新十津川〜石狩沼田間、2回目は2016年にJ R北海道が発表した「自社単独では維持困難な線区」の北海道医療大学〜新十津川間です。北海道の廃線と言えば、日本国有鉄道経営再建促進特別措置法に規定された「特定地方交通線」であることが多いですが、札沼線は2回ともそれとは異なる経緯で廃止された珍しい路線となります。

2.訪問計画立案
 次に実際に沿線をウォーキングするために必要となる、1日単位で歩くことができる区間の目算と、路線沿線までのアクセス方法について整理していきます。地図アプリと時刻表を駆使して以下情報を整理しました。

①1日単位で歩くことができる区間の目算
 今回、2020年に廃止された北海道医療大学〜新十津川間47.6kmを当座の対象とすることとしました。廃止から長期間経年している路線は痕跡を求めることも困難であるため、比較的若い区間の訪問を優先したいためです。私の脚力だと、無理なく1日で歩ききれるのは30km程度ですので、対象区間は1日では歩ききれず、2日に分けて歩く必要があることがわかりました。なお営業キロで計算をする際、実際に歩く距離と大きく異なる(営業キロ
の方が短い)場合があります。線路が河川や山間部を直線で抜けていくのに対し、道路が迂回をしている場合があるためです。それを確認する時に重宝するのが地図アプリです(地図アプリの使い方についてはDoの項で紹介します)。ここでは単純に対象区間47.6kmを2日で歩くとして、平均23.8km程度を歩く必要があると理解をします。豊ヶ岡駅〜札比内駅間が中間地点です。

②路線沿線までのアクセス方法
 上記での計算を実際に廃線沿線までどのようにアプローチするのか、どうやって帰るのかとすり合わせを行います。豊ヶ岡〜札比内間が対象区間を2分割した地点ですが、実際にそこまでアプローチするのは至難ですので、近くの鉄道駅から公共交通機関を用いた現実的にアプローチできる区間を選定します。
今回の場合、JR函館本線の岩見沢駅から豊ヶ岡駅の隣の石狩月形駅まで路線バスが走っていることが分かったので、石狩月形駅を中間点として設計をすることにしました。私の住む関東圏から岩見沢駅へは羽田空港からの空路を使えば早朝に出発するとAM10時前には到着できる事と、21時台の新千歳空港からの空路を使えば深夜には自宅に帰ることができることが確認できたため、当該区間は日帰りで2回に分けて歩くこととしました。

ここまででPlanの段階は完了です。
Planでは、実際の訪問日を決めて具体的プランを立てて行きます。

以下、札沼線に関連する書籍を紹介します。

JR札沼線 石狩当別~新十津川 往復 前面展望/非電化区間 最期の記録 [ (鉄道) ]

文庫 札沼線の愛と死 新十津川町を行く (実業之日本社文庫) [ 西村 京太郎 ]






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最終更新日  2025.09.02 12:06:49
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