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July 31, 2005
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カテゴリ: カテゴリ未分類
瀕死のエッセイスト
瀕死のエッセイスト


この本もそうだけど、雑誌『ダ・ヴィンチ』では瀕死の重病人を主人公として、漫画形式のエッセイを描いている。
当然、作者も青白いひょろい人かと思っていた。
しかし、作者は血の巡りのよさそうな、極めて健康的な人ではないか。
騙された。
しかし、それだけ重病人の主人公に説得力があるということ。


しりあがりさんの漫画にはただ笑わせるものから、哲学的な、死生観だったり、人間観だったり、そういったものが色濃くにじみ出ているものが多い。
あの絵のタッチが、いろんなシチュエーションの非常にマッチするのだ。
この『瀕死のエッセイスト』も同様で、病院を舞台に末期がん患者を描いたり、死体を描いたりしている。


変わった作品だと、殺人狂の話。
これは、いったい病院でどのように人を殺せば(重症者からか軽症者からか)快楽を得られるかを殺人狂が悩むのだが、最初に襲った患者がプロレスラーであったため、返り討ちにあってしまう。

しかし、最後のコマにベテランの殺人狂が「そんなものは手当たり次第に殺すのがいんだよ」。
シチュエーションとしては、あまり良くないけど考えさせられる1編。
※よいこのみんなはまねしないでね。


ほかにも、せつなくなる物語もあります。
必読の一冊です。





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Last updated  August 30, 2005 10:22:25 AM
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