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August 7, 2005
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TBSの特番の感想第2弾。

原爆開発者の博士の発言の一つに、「国民の誰もが戦争に加担していた」という旨の発言があり、「だから原爆投下はやむを得ず、謝罪しない」のだと言う。
これも 自己の正当化である 。
私は逆に訊きたい。

Q:「では、アメリカが他国と戦争状態で、敵国に核爆弾を投下され、たくさんの民間人が殺されて、敵国の科学者に同じことを言われても、従うのか?」
A: 従わないくせに 。

9・11テロを思い出してほしい。

そのときの過剰な激怒といったら。
いや、国として国民として当然の反応だったとも思う。
数年前、上空を北朝鮮のミサイルが飛んだときの日本の呑気さの方が異常だったとも言える。
あのテロの反応を見たら、とてもアメリカ国民が「誰もが戦争に加担していた」理由で核兵器による大量虐殺をされたとしても黙っているわけがない。
それとも、「9・11は無差別テロで民間人を犠牲にしたから許せない。戦争状態にあったら、国民一人一人が戦争に加担しているから、やむを得ない被害だと受け止める」とでも割り切れるのか?
アメリカは戦勝国だからこんな暴言を吐けるのだ。


次に、日本がアメリカとの仲介をソ連に頼んだが、ソ連はアメリカと密約を結び、日本に侵攻した件。
番組では「当時の鈴木首相は選択を誤った」として、まるで自分たちが悪いみたいな取り上げられ方ではないか。
これは同盟を結んでいたソ連が悪いんじゃないの?
日本はソ連を信頼して仲介役を頼んだのだ。
スターリンの思考を読みきれなかった日本にも責任はあろう(当時は、どこも日本のために骨を折ってくれる国を見つけるのが困難なくらい、孤立していたこともあるが)。

その裏切り方も、「少しでも戦勝国として利益にあずかろう」という最低な火事場泥棒的な理由である。
ソ連は、ドイツ・ベルリンに侵攻した際、ベルリンの婦女子を暴行し、それは日本との同盟を破って満州に侵攻した際も、在満の婦女子を暴行している。
しかし、この性犯罪についてソ連は何の裁きも受けていない。
ソ連は戦争をこれ以上被害が広がらないように終結させる権利を放棄してしまい、日本のなぶり殺しに加担した。
そんなことを棚に上げて、よく日本の非ばかり責められるものだ。



「日本が悪かった」という情報は、戦勝国により過剰に捏造された冤罪が多い。
メディアを通じて、自国を美化し敵国を貶める情報を流すことも戦争の一つの戦法だ。
イラク戦争においても、「アメリカは正義だ」、「フセインは悪の枢軸国の独裁者だ」と政府が発言し、メディアが報道するのも、情報戦という一つの戦争の形なのだ。
どこの国だって、戦争するからには自国の正当性を主張し、国内外にそれを宣伝するためにメディアを利用する。
反対に、敵国の理不尽さや悪行は、捏造してでもメディアを通じて垂れ流す。
メディアを利用したり、情報を操作することは戦争状態にあれば当たり前の戦法なのだが、日本人にはこの意識が低い。
「メディアが流す情報は真実」だと受け止めて、真実も捏造もごっちゃにして受け止めてしまう。
「メディアに左右されない」国民が多い国は少ないと思うが、その意識は、教養レベルの高い日本でも低すぎる。
※メディアと戦争についても、また後日じっくり考えよう。


我々は、メディアの虚報の中に埋もれた真実を見極める眼と心を持たねばならない。
戦後、「日本が悪だった」という教育や情報をGHQ発信で受け取った。
少しでも日本の正当性が主張されたら、占領しにくくなるではないか。
GHQによる当たり前の情報操作である。
これすら見抜けない日本人が多すぎる。
また、子供の純真無垢な心でGHQの教育を受けた世代が、現在60~70代。
もっとも社会に発言力がある世代である。
この世代に「日本が悪だった」と主張している人が多い。
できれば彼らに、それがGHQによる一種の「洗脳」だと気づいてほしいのだが、なかなかそうもいかないのが現状である。
我々若い世代が、戦争を正しく見つめ直す態度と眼を持たねばならないのだが。


※と、ここで一旦筆を置こうと思ったが、誤解を受けそうなので付記。
私は何も、戦争を美化しようとは思っていない。
戦争犯罪と言えば、日本国の悪逆非道ばかり取り上げられるが、戦勝国だって戦争犯罪は犯している。
上に挙げた、ソ連軍によるベルリン・満州の婦女暴行だってそうだ。
戦勝国の戦争犯罪については、いかなる裁きを受けておらず、戦勝国だから当然だという態度すらとっている。
これは犯罪を犯した国のみならず、犯された国ですら「戦勝国だからしょうがない」という態度なのは、いかがなものか?
戦争に勝とうが負けようが、犯罪は犯罪である。
戦勝国も敗戦国も平等に裁きを受けるべき というのが、私の主張である。

『ヒロシマ』を見て考えたことは、まだ多い。
これからも第3弾、第4弾と続けていく予定でいる。





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Last updated  August 7, 2005 11:45:50 AM
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