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October 21, 2005
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平成17年10月21日午後5時30分。
私は、イラクに派遣される都城駐屯地の自衛隊員を見送る群れの中にいた。
正しくは、壮行会に赴く隊員たちを沿道で見送ったにすぎないし、群れと呼べるほど、一般人は集まっていない。
そもそも、壮行会に赴く隊員たちをこういった形で見送ること自体、極秘と言うことではないが、公にされていなかったことである。
たまたま、私の家がそのコースの近くにあっただけなのだ。


自衛隊のトラックから大勢の自衛隊員が降りてきて、沿道の両脇に並ぶ。
その中を、パトカーの先導のもと、数台のオープン状態のジープに分乗して通り過ぎる派遣部隊員たち。
ジープには、寄せ書きの入った日の丸がはためいていた。
イラクに派遣される同僚たちに対し、自衛隊員は旗や幟を振りながら精一杯の声をかける。

私と眼が合った隊員の笑顔。
そこに何の邪心も無いように見受けられた。
もちろん、戦闘状態のいまだ続くイラクに派遣されるのである。
100%生きて返ってこれる保障は無い。
それでも彼らは行くのだ。
彼らの一人一人が日の丸を背負っている。


「カメラで撮っておけばいい」と勧められたが、この荘厳な空気はカメラのレンズ越しに見るべきものではない。
マスコミなどの、「記録を使命としている人間」なら別だが、彼らの勇姿はちゃんと両の眼で直に見送るべきだ。(話の種程度に携帯のカメラで撮るなんてもってのほか)
そして、その晴れやかな笑顔を脳裏に焼き付ければいい。
どこかの首相ではないが、彼らに対して「心ならずも戦場に赴く」といった言葉は不敬だと思う。
そりゃ、喜んで戦場に向かう人間なんて1人もいないだろう。

その覚悟を汚してはいけない。


一般人に日の丸を配っていたのは自衛隊OBらしい。
そのOBから「また隊員が帰ってきたときに旗を振ってください」と言われた。
全員の無事の帰還を祈る。


PS:私が感じた空気を文章として記録するにあたり、自己の筆力の未熟さを痛感。悔しい。







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Last updated  October 21, 2005 06:20:20 PM
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