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December 14, 2005
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火の鳥(3)
火の鳥(3)


<ヤマト編>
ヤマトタケルが主人公。
ヤマトタケルの父にあたる大和朝廷の大王を暗君、征伐しに行くクマソの長・川上タケルを名君として描かれてある。
大和朝廷の好きなように歴史書を編纂しようとし、さらに自らの墓のために民を酷使、さらに殉死者まで出そうと言う大王に反発する一方、正しい歴史を残そうとする川上タケルに惹かれていくヤマトタケル。
テーマのひとつとして、「正しい歴史とは?」というものが見られる。
これまでヤマトタケル=正義で、クマソ=悪という考え方は、大和朝廷が自分たちの権威向上のために作ったものであり、正しい歴史ではない、ということを、劇中でも語り、さらに物語自体も、これまでのヤマトタケル伝説を覆した内容となっている。
これが描かれた当時、現在の教科書問題はあったのかはわからないが、それへの警鐘とも思える内容である。
思えば歴史と言うものは勝利者勝手に作られるものであり、古事記にしてもそうだし、江戸時代以降やたらと徳川家康を持ち上げた歴史物語しか著されず(それを水戸光圀が「おかしい」とツッコんだわけだが)、今日の戦後60年もやはりアメリカの手前勝手に日本人が追従する形として、通説の歴史は存在する。
歴史とは何か?、について考えさせられる1本。



冒頭の様々な手塚治虫に模した絵描き数人。
あえて少女漫画風におめめキラキラに描いてみたり。
悩めるヤマトタケルのシーンにいきなり人生相談コーナーを設けて参加させたり。


<異形編>
八百比丘尼の物語。
因果は応報する。
男装の女剣士が寺にいる八百比丘尼を斬るのだが、その寺から出ることができない。
麓から、八百比丘尼の「人を癒す力」を求めて病み人が押しかけてくるのだが、八百比丘尼がいないとなると面倒なので、八百比丘尼になりすますうちに、八百比丘尼のような存在になってしまう。
数十年後、男装の女剣士が寺を訪ねてきて、斬られてしまう。


「因果は応報する」と言ったがチト違う。
「歴史は繰り返す」でもない、強いて言えば「一生は繰り返す」。

簡単に説明すると、生き物は死んでも、また別の生き物に生まれ変わり、それの繰り返しである、というもの。
例えば私の前世はサムライで、現世が今の私で、来世は火星移住者にでも(ちょっと陳腐なSFチックだが)というのが輪廻転生的な考え方である(本当はそう都合よく人間ばかりになれるものではないだろうけど)。
この『異形編』を読んだら、その輪廻転生もちょっと違うんじゃないかと考えた。
つまり、前世の私もダブルチョップであり、現世ももちろんダブルチョップであり、来世もまたダブルチョップなのだろう。
私はいつ死ぬかわからない。仮に2050年に死んだとしたら、また1980年に生まれて、2005年にこのブログを書いていて、また2050年に死ぬ。また1980年に生まれて…。

ワケワカンナイ? …そりゃ、書いてる本人でさえも漠然としたものしか捉えてないからわからないさ。
宗教や思想に詳しかったら、「○○の本にこうありますけど…」と説明できるんだけどねぇ。
この問題、後日改めてやります。





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Last updated  December 25, 2005 11:19:51 AM
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