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January 15, 2006
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お浄土のはなし
お浄土のはなし


前回、「人はそれぞれの立場で幸せを見つければいい」という話になったが、男女についても語られている。
浄土には男女の区別がないらしい。
男も女も無い、すなわち性「別」がない。
でも、現世に生まれてくるとき、はっきりと男と女に区別されて生まれてくる。
原作者は「それぞれ男と女の役割があって、それは差別ではない」と語る。
女の役割とは何か。
「子供を産んで育てること」であるが、現代の風潮では「子育てだけが人生ではない」だの終いには「女性蔑視」だとか言われるのかしら。
「人はそれぞれの立場で幸せを見つければいい」という考え方でいけば、仕事に生きることが幸せと感じる女性は、それでいいと思うし、また、女性にしか出来ない、女性にいて欲しい仕事もあるだろう。
でも、「子供を産んで育てる」という命のリレーに携わることこそ、なによりも優先される事項であり、仕事は男性に任せてもいいと思うんだがなぁ(でも、シングルマザー、シングルファザーとして、仕事と子育てを両立されている方のことは尊敬しています。また、共働きでないと生活が苦しい家庭も多いでしょう)。

女性は血を見ても平気だし(むしろ男の方が卒倒してしまう)、男性と比べて女性は胃腸が丈夫だし、なにより、出産の苦しみに耐えるように作られている。
「男は外で働き、女は家で家事と子育て」という考え方は「男尊女卑」と言われるものの、子育てという作業の大変さ、母親の家事によってどれだけ家族が助かっているのかを尊重すれば、むしろ「男と女の役割」通りにことが運んで良いのではなかろうか。


この本に出てきたアフリカのとある村の話。
その村ではマラリアのため、乳幼児の死亡率が80%を超えた。
やがてWHOの活動により、死亡率は10%程度まで減少。
十数年のち、WHOがその村を訪れようとしたところ、村が消滅してしまっていた。
理由は、減少した死亡率により人口が急増、それまでの村の耕地では全ての村人を養いきれなくなり、結果、全滅してしまったらしい。
この話で思い出したのが、捕鯨の話。
いま、日本では調査用捕鯨のみで商業用捕鯨は禁止されている。
外国の動物愛護団体はこの調査用捕鯨にも非難の声を浴びせているが、実は日本が商業用捕鯨をしなくなったために、その海域での生態系が狂ってきているらしい。
鯨が増えてしまい、餌となる鰯が急激に減少。

日本が商業用捕鯨をしていたころ、その海域の生態系に人間も組み込まれており、日本人が鯨を捕っていた為に、鯨が一定量以上増えずに済んでいたのだ。
そもそも鯨に絶滅危惧種が多くなったのは、西洋人による乱獲が激しかったためで、結果、現在の捕鯨反対であり、それを日本にまで押し付けられているのである。
西洋人は良かれと思って(もしくはわざと?)日本の捕鯨を反対しているが、それによって正常が異常になってしまった一面もあるのだ。
マラリアの村も捕鯨反対も「みんなを生かそう」という考え方に基づくものだろうが、それによって狂ってしまうこともある、ということだろうか。





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Last updated  January 18, 2006 12:28:22 PM
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