Momente der Geborgenheit

Momente der Geborgenheit

2005.03.16
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カテゴリ: カテゴリ未分類
泥のように眠った。9時間以上。

母親の電話で途中起こされてしまって、目が覚めたついでにヨハンに
電話した。オフィスにいるとき特有の声を潜めた話し方。
忙しそうである。
ヨハンの低い声がとてもとても大好きだ。
それが日本語でなくてもドイツ語でなくてもアタクシを
こんなに安心させる声があったのか、と深く息をつきたくなる。

夜中に身体が熱くて熱くて唸っていた。
熱があったわけではないのに身体が火照っていた。

眠りに引き込まれていくとヨハンの夢を見た。

これが小説やドラマや漫画ならそろそろこの辺で最終回を
迎えて欲しいのにアタクシの人生は抜け殻になっても
続いていく。


朝、シャネルのCHANCEをつけた。
ヨハンの街に到着した日もつけていた香水。
「久しぶり」とヨハンの家について改めて抱きしめられたとき
「君は相変わらずいい匂いがする」といわれた香水を
ドイツに戻ってきて初めてつけた。
ヨハンの胸にやっと届くくらいのアタクシの背丈。
見上げたときのヨハンの顔。ヨハンの温かさ。


海辺の街のオープンカフェでもかかっていた。それはドイツで
聴くよりももっと乾いた音のように思えた。
アタクシが飲んでいたビールを自分のもののように飲むヨハン。
自動的にアタクシの小皿に牡蠣やらステーキを取り分けてくれた
ヨハン。一緒に飲んでいたヨハンの友達にヨハンが説明する


あの一週間で観たもの聴いたもの触れたもの
それからヨハンの言葉が悲しみの断片のように心に突き刺さる。
アタクシを喜ばせたものも、本当に些細なことも今となっては
胸を苦しくさせるだけだ。


大丈夫。

頭では完璧に理解している。
あとは身体と心が少しずつ慣れていくだけだ。
ヨハンのいない時間に。これからもう二度とヨハンを
隣に感じることはないのだという事実を。
車でも、夜の寝室でも、朝のキッチンでも、もう二度と。


こんなになってもヨハンはまだ言ってくるのだろうか。
「僕は後悔していない」と。


アタクシは後悔をする資格もない。











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最終更新日  2005.03.16 15:37:46
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