DECO

金属アレルギーについて

TOP アクセサリー豆知識 >金属アレルギーについて



一度かかると治らない金属アレルギー。特に汗っかきな夏はとっても危険です。
アクセサリー好きな女性には大敵の「金属アレルギー」 。夏は特に要注意ってご存知でしたか?
アクセサリーが直接肌に触れることが多い季節、アレルギーになってしまってからでは遅いです!
まずは予防をしっかりしていきましょう!


■金属アレルギーとは?

金属アレルギーとは、アクセサリーや日用品に使われている金属が
汗や体液などでわずかながらに溶け出し、イオン化した金属が身体に入り込み、
次に同じ金属が触れると拒絶反応を起こして、かぶれる現象(アレルギー性接触皮膚炎)といいます。

一番起こりやすいのは、ピアスを初めてつけるとき です。
指輪は指の厚い表皮にはばまれてピアスに比べ金属が体内に入りにくいのですが、
ピアスは皮膚を貫いて皮下組織に直接金属が接触するために拒絶反応を起こしやすいのです。

*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*

■金属アレルギーは治療できない?

身体に異物が認識され、次回の侵入を防ぐために記憶されることを感作といいます。
一度感作されると、金属アレルギーは一生と言っていいくらい長い間持続 します。

身体には本来あってはならない物質の侵入を拒否し、免疫反応をおこさせる働きがあります。
そこで感作されると極めて少量の原因物質(アレルギーを起こす金属)と接触する度に炎症を起こします。

*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*

■金属アレルギーを引き起こす原因

金属アレルギーは誰にでもかかるというわけでもありません。
金属の種類やつけている人の条件で変わってきます。
ニッケルやコバルトなどの、 低品度とされる金属ほど起こしやすい とされています。

またつけている人のその金属に触れる頻度と条件によっても変わってきます。
最初の接触によって感作が起こる場合もありますが、
何回も接触を繰り返しているうちに、例えば数十年にわたって感作されることも有ります。
また、汗をかくことが多い夏に身につければ汗によってわずかに金属が溶け出し、発症しやすくなります。

その他つける人の体質、例えば汗をかきやすい人かきにくい人、
皮膚の厚い人や薄い人とさまざまな要因が組み合わされて、アレルギーが引き起こされます。

*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*

■アレルギーの原因となる金属

家庭用品に使われる金属製品の多くは、色合いを良くし耐腐食性を持たせるために、
メッキという形で多種金属の表面加工がされています。
アクセサリーに使われている金属の多くは、合金を用いあるいはその上にメッキを行っています。
どんな金属でもアレルギーを起こす可能性をもっていると言えます。

アレルギー性接触皮膚炎の原因の第一位は、ニッケルです。

汗の中の塩素イオンはニッケルを溶かす作用が強く、過去にニッケル・アレルギーにかかった人は
少量の汗でもニッケル製品を身につけただけで皮膚炎を起こしたりします。


金属アレルギーを起こしやすい金属は、

ニッケル
 ↓
コバルト/クロム
 ↓
亜鉛/マンガン/銅
 ↓
銀/プラチナ/パラジウム/金
 ↓
チタンとなります。

チタンは医療移植にも使われる肌に優しい素材です。
金やプラチナを敬遠されていた敏感肌の方でもつけられるほどのアレルギーフリーの素材です。

*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*

■アレルギー検査とは?

金属アレルギーなどの接触性アレルギーは、パッチテストで検査します。
検査は、検査薬を付けたシールを背中や腕に貼って反応をみます。
検査薬は、金、銀、ニッケル、クロム、コバルトなどです。




金属アレルギーにならない方法

1.アレルギーの人は金属を身につけない。
医者でどの金属が自分にとってかぶれるかパッチテスト(金、銀、プラチナなどの金属溶液をつけた絆創膏を皮膚にはって状態をみる)を行えば、その かぶれる金属を使わないこと で防ぐことができます。


2.ピアスは清潔に!
最初のピアスは生傷の状態なので清潔さを保つことが重要 です。しかし清潔を消毒と間違えて、消毒し過ぎ(特にアルコールなどの強い消毒液)でかぶれてしまい、さらに悪化させてしまうケースも多いようです。

3.素材の選択に気をつける
金、銀、プラチナは金属アレルギーになりにくい金属 です。ニッケルなどの合金を使わない高品質な製品を使用することでアレルギーを起こしにくくなります。また、ピアスのポストの長さが短いものをつけていると耳たぶを圧迫し、アレルギーを引き起こしやすくなります。(正確な素材を知ることは難しいですが…)



厚生労働省の調査によると、アクセサリーなどによる皮膚トラブルで一番多いのは アレルギー性接触性皮膚炎 で、その原因の約80%は金属だといわれています。しかし、 銀には毒性が無くあらゆる面で非常に安全 だと言われています。食器や歯科用の義歯などに銀が使われているのはそういった理由からです。純度の高い銀がアレルギーの原因になること非常に少ないと言えます。(粗悪なシルバーアクセサリーを見分けるのは難しいですが…)


© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: