毎年08/06から始まる終戦記念日までのこの暑い時期、嫌でも戦争の悲惨さを改めて思い知らされる。今年はしばらく前から予告されていたTBSの戦後60年特別企画「ヒロシマ」が昨夜放映されて、そこから始まった。
その中で原爆開発に参加し、投下に同行し、そのキノコ雲を撮影したハロルド・アグニュー博士という人が登場したが、ヒロシマ原爆記念館を見、二人の被爆者とも会ったにも拘わらず最後までかたくなな態度を変えなかった。彼にとっては、ヒロシマは単なる実験場にしかすぎないのだろう。
その言葉の中に「リメンバーパールハーバー」という言葉があり、やはり典型的なアメリカ人を感じた。アメリカは世界中で戦争をしているが、自国が戦場になることはほぼ皆無で、その唯一の例外が日本軍による真珠湾攻撃であった。その衝撃・屈辱はアメリカ人には耐え難いことで、ある意味あの911テロと同等の恨みをその心の奥底に秘めているのだと感じた。
この奇襲作戦を卑怯だと感じているようだが、その実日本を奇襲作戦をせざるを得ない状況に追い込んだのはどこの国かということには無頓着でいることが腹立たしい。まぁ白人至上主義なのだからちっぽけな日本などどうでもよいのだろうし、自分の過ちを謝罪するという概念を持たない彼らに期待する方が間違っているのだろう。
そんな博士の態度に二人の被爆者は必死に耐えているのが痛いほど分かった。それだけに博士の態度は許せない。それに対する筑紫哲也氏のオブラートに包んだようなコメントはさらに腹立たしかった。人は怒る時は怒ることも必要、きれい事を
言っているだけでは主張は届かない。主張ばかりで自分の非を認めない(悔いて懺悔するのは教会の神父さんにだけ?)ようになりたいとは思わないが言うべき事は言っていく姿勢は忘れないようにしたいと思う。
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