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2008/04/27

水中洞窟

(2)

テーマ：水中写真(510)

カテゴリ：宮古島

水中写真の被写体で、水中洞窟はメジャーな対象の一つです。

石灰質で作られたサンゴ礁のリーフは、
波や海水の浸食を受けやすく、多くの水中洞窟を形成します。

海底にできた洞窟内の大きな空間の中層を
ダイバーが浮かんでいる画などは
陸上では絶対に撮影できないシーンですし、
竪穴から差し込む光のスポットライトも、
ぜひ印象的に捉えたいと思うのが自然な感覚だと思います。

私もチャンスがある限り、チャレンジするのですが、

竪穴から差し込む光芒は、
太陽が燦々と輝いている事が絶対条件ですし、
透明度が高く、浮遊物のないクリアーな海水である事も
必要な条件のようです。

こちらの写真は、
先日のブログにも載せた宮古島のポイント
「なるほど・ザ・ケーブ」の別の所を撮影したものですが、
太陽光が強く差し込むケーブでも、
浮遊物が多く、ハレーション気味になって光芒がにじんでしまった
失敗例です。

0320_DSF0045 posted by (C)anthias

こちらは強い光と高い透明度が両立した条件で撮影したもの。
トンガのスワローズケーブでの写真ですが、
光芒が奇麗な線のカーテンとなって差し込む様子が判ります。

08241_DSF0029 posted by (C)anthias

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Last updated 2008/04/27　11:24:41 PM
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■コメント

Re:水中洞窟(04/27)

kasumicyoucyou さん

光のカーテン、是非写真に収めたいのですが
コンデジだとやはり限界が…と言うより殆ど撮れません。難しいです。
偶然撮れる時もあるのですが…何か方法あるのでしょうか?
(2008/04/27　11:49:12 PM)

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Re[1]:水中洞窟(04/27)

anthias anthias さん

kasumicyoucyouさん
＞光のカーテン、是非写真に収めたいのですが
＞コンデジだとやはり限界が…と言うより殆ど撮れません。難しいです。
＞偶然撮れる時もあるのですが…何か方法あるのでしょうか?
-----
デジ一と比べると、
ダイナミックレンジが狭いコンデジはヒットゾーンは狭くなるとは思いますが、
コンデジゆえに撮れないということはないと思います。

偶然撮れるときもあるとのことですから、
必ずそのカメラと被写体の状況にベストな設定があるはずです。

以前も書いたことがありますが、
液晶画面でリアルタイムに露出状況がモニタリングできるコンデジのほうが、
失敗する確立は低くなると思います。

実際、私の経験では、
以前使っていたコンデジのほうが、ケーブの写真は断然撮りやすかったです。

ただし、一言でコンデジとまとめるのはやはり乱暴な話で、
マニュアルでSSや絞りを調整できる機種で、
それらの値を細かく調整しながら、モニターで光の映り具合を確認して、
ベストと思われるところとその周囲の露出で何枚かシャッターを切るとよいと思います。

偶然？でも納得できる写真が撮れたのなら、
そのときの、SSと絞りの値、水深・光の強さ（＝周囲の明るさ）などをデータとして把握し、
その値を基本として、ブラケティング撮影を行うとよいと思います。

あと、やはり一番大事なのは、周囲の環境要因です。
ブログ中にも書きましたが、強い光が差し込んでいることと、水中が浮遊物の少ないクリアーな状態であることが必要条件だと思います。

超高性能カメラである肉眼で見て、光芒がはっきりしないような状況では、写真に再現することなど厳しい話です。

(2008/04/28　09:26:11 PM)

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