PR
カレンダー
コメント新着
キーワードサーチ
ヴィンテージデニムの世界には魅力的なモデルが数多くありますが、記念すべき 1 本目にはやはりマスターピースであるこの一本としました。
あらゆるデニムパンツの元となる要素がすでにベストなバランスで完結している LEVIS ® の歴史的なモデル。
ヴィンテージやレプリカデニムの代表格といえば 501xx の革パッチを指す事が一般的かと思います。

LEVIS ® 社がデニムパンツめきめきと力をのばしていく最中の 1930 年代に直面した第二次世界大戦。戦争が長引くにつれ引き起こった物資不足の波に飲まれ、 LEVIS 社もディテールの省略やデニムの低品質化を余儀なくされました。
その反動からか、戦後のモデルチェンジであらゆる面で全力を尽くしたような至高のデニムパンツ誕生したという背景があります。

このモデルの特徴的なディテールを紹介していきます。
革パッチ
防縮加工がされていないためほとんどの個体では縮んで欠損しています。残っていてもビーフジャーキー状に縮むのがお約束。ここまでしっかりと現存しているものは貴重と言えるでしょう。赤いイラストの焼き印もうっすらと残ります。 1955 年にギャラ入り xx が登場するまでのディテールです。

コンシールリベット
通称隠しリベット。バックポケットの生地をリベットの上にかぶせる様に縫う手法で表面から金具は見えません。リベットで馬の鞍を傷付けないよう 1937 年に採用されたディテールです。以後 xx の表記が消える 1966 年まで続きました。すなわち、通称隠しリベット= 501xx 以前と見て間違いないですね。


赤タブ
® 入りビッグ E で V の太さが均等の両面にネームが入るタイプ。 50 年代前半 ~60 年代後半のディテールですね。レーヨン製のためクルっと丸くなるのも特徴です。


コインポケット
パンツ本体が縦目にデニムが使われているのに対し、コインポケットは横目。この時代の特徴で、内側に耳付きの場合もあり。こちらは耳なしですね。


ミミ
赤ミミではなくどうやら白ミミのようです。幅が広かったり狭かったりするハンドメイド感がいいですね。スソはちろん細幅のチェーンステッチ。いい感じのアタリです。

トップボタン
ボタン脇は V ステッチで 60 年代後半までのディテールです。

以上のディテールより 1952 ~ 55 年の製造と推測します。
ただ、このパンツの最大の魅力はデニムだと思います。
深いインディゴの色味が抜け、糸の太さの不揃いから生まれる武骨な縦落ち。

特に 50 年代以前の LEVIS ® からは不安定なピッチが織りなす危うさがアンティークな魅力を引き立てているように思います。当時の最新鋭でありながらその力強さと儚さを同時に感じられる唯一無二の存在だと思います。

アメカジ全盛の時代ではないですが、ヴィンテージは優秀なハズしアイテムだと考えます。さらっと取り入れて独自のスパイスになれば。
この 501
革パッチのような、そこそこのガチデニムはさらっと上質な白シャツに合わせるだかで大人のこなれたカジュアルになりの思いますよ。
私はそんなに頻繁に穿いていませんが。眺めながらお酒を飲む方が好きかも笑
LEVI’S 501z xx(50s 革パッチ) 2018.04.15