Inspired by Aman Giri, USA
(アマン ギリ、アメリカ合衆国)
ユタ州の広大な大地に佇むアマンギリ。
静寂に包まれた砂漠の夕暮れを思わせるSEIの香りは
パインニードルとジュニパーのトップノート、
次いでドライセージとラベンダーへと変化し、
ユタ砂漠にて何千年にもわたって継承される再生と生まれ変わりのリズムとともに、
砂漠の聖地を象徴するアマンギリの魂に語りかけてくるようです。
【調香師】
Jacques Chabert/ジャック シャベール
アマン全7作品担当。
【香調】
トップ:松葉、ジュニパー
ミドル:セージ、ラベンダー
ラスト:ラブダナム、セダー
■感想:私の好み度<75>
トップからメンズフレグランスの印象。
松葉の苦いけれどもリラックスする針葉樹の香りに
ジュニパーの爽やかなウッディな甘みとビターなスパイス感。
唾液のような臭みをトップ数分に若干感じるのが残念なものの
それ以降は姿を見せないので注意するならその点のみ。
それからはパウダリーなムスクはラブダナムのようで
トップからのウッディにやさしさを足し、
セージ、ラベンダーのハーブの表現は丸みを帯び
香りの系統としてはクール/涼しさ/爽やかさだけど、
ラブダナムに影響されてか透明感はあるけれど温もりでリラックスできるような香り。
そしてとてもエレガントでたおやか。
さらに時間が経過するとドライハーブ、干草を指先で擦り合わせ感じるような
乾燥したパウダリーがあります。
香りの要素が一つ一つ感じられながらも、まとまりのある作品。
■拡散性・持続性
拡散性は普通、持続性は普通からやや長め。
アマンの香水の特徴か、日本の気候でも扱いやすい拡散性と持続性。
ほどよい広がりにロングラスティング。
付け方に失敗が少ないと思います。
■液の色・ボトル
淡いイエロー。
細長い円柱形。クリアガラスにゴールドでロゴ&品名。
キャップとスプレー部分もゴールド。
サイズ:約φ14×h104mm[7.5ml] イギリス製
■包装
詳細は こちらで 。
■季節
通年。
陽ざしのあるおだやかな空に雪で覆われた針葉樹林を思わせることもあり
個人的には1-2月がおすすめ。
■年齢
30代以降。
男性ならシーンをあまり問わず使え、30代が一番似合いそう。
女性なら30代以降でオフィスでなら、私がもし後輩なら憧れ度が増しそう。
男性整髪料や香水の匂い、と片づけられる可能性もありますが
パウダリー加減が女性的でもあるので
ウッディが好きな20代後半以降の女性におすすめです。
20代半ばまでは男女ともにやや渋めかもしれません。
■似てるかも?
このタイプの香りは疎いけれど、よくあるタイプ。
でもアロマっぽいニュアンスで使いやすく、
トップの臭みはクセがあるもののウッディデビューによさそう。
■リピート
主に就寝時に使用し入眠の邪魔にならずほどよい温もりも感じられ秋冬は特にリラックスできました。
好きな香りですが7.5mlで十分に楽しめレギュラーサイズの購入予定はなし。
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