狂奇乱舞-断頭式への招待状-

 





ダーティーマザー



「白春~、部活行くよ!」

私は何時ものように他のクラスに大声で叫ぶ

「ちょっ、ちょっと待つング!録~起きるング!」

そしてオラは寝ている友達を起こすング

「はぁ?ぁ!もしかして部活に遅れる気~!?(メ´д`)ノ」

そして俺はボケをかまして和ませる気

「「もしかしなくても大遅刻!!!」」

大声で笑ったり、叫んだり、怒ったり、泣いたり…

この時間がオラ達にとって一番重要な時間のはずだった…。


季節は春、まだ桜が降る時期に…事件は起きた。

「はろぅ~!」

「ぁ、乃亜先輩…こんちわっスw」

俺だって…この後の事を知ってたらこんな事言ってねぇで、この場で抱きしめたかった。

「ホラ差し入れ!」

「ぁ、ガム!ありがと~っス、先輩!」

「いえいえ、ぁ…こっち食べてみる?新発売のバブリシャス~」

「ぇ、マジっスか!?下さい~、練習真面目にやるから!」

「解ったって、芭唐って餌付けしないと何もしないからな~」

「そんな~、酷いっスよ…」

「嘘だって、ホレ。」

「やりぃ~、愛してるよ先輩」

「はいはい、良いから練習!」

俺だってマジだった、なのに遊びとしか感じてくれなくて、

「へいへい…」

…悔しかった、だから野球で見返してちゃんと告りたかった。

「まぁ、頑張ってねv」


そうしてアンタを最後に見たのはこの日だけになった…


「屑桐サン、お疲れ様です~」

その一言だけで俺の憂鬱は消え失せる。

最初は華武のマネージャーとしか思ってなかったが、

何時しかそれは、愛しいとい気持ちに変わった。

「あぁ、買出しは…終ったのか?」

「えぇ、もうバッチシですよwテーピングに、冷却スプレーにタオル…」

「…どうした?」

「白春のティッシュ忘れました…」

「クスクス、お前らいつも一緒に居るのにな」

「ですよね~、ぁはははは。」

一緒に笑うことなんて今まで無かった…だが、笑ったのはコレで最後だった。


俺だって出来る事ならもう1度、一緒に甲子園へ行きたかった。


「録!ケータイいじるのヤメロ!」

そう言って欲しくて、わざとメールを打つ。

「ヒッ!乃亜!ビックリするじゃんよ~!(゚Д゚#)」

「ゴメン~、ってゆーか録が部活中にケータイいじってんのが悪いんでしょ!」

叱ってくれてるのが好き

「ぁー…ダッシュ!ヽ(`Д´)ノ 」

「ぁ、コラ!フェンスに登るなんて卑怯だぞ!」

「へ~んだ!乃亜もこっちまでくれば?(/;°ロ°)/ アレー」

フェンスの上から君を見るのが好き

「ムカァ!ちょっと師仙さん、アレ打ち落として!」

そしてふざけてくれるのが…一番好き。

「ぇ゙!?ちょっと待った!」

「待った無し!」


だけど…もう二度と、君とは遊べないね…


「白春、鼻かみ過ぎ…ハナ紅くなってるよ?ほら鏡」

いつも心配してくれる、だから安心してた。

「ぁ゙、本当ング…乃亜゙、薬持ってるング?」

「もちろん、白春コレ自分で持ってたら?」

何時でも君の傍に近づけるから…

「すぐ無くすから゙無理ング…乃亜が持ってて?」

「ぅん…って言うかトローチ食べたほうが良いよ白春、声凄い;」

「ぅー…ノド飴の方が良いング;」

「もう、ワガママ言うな~っ!」

「痛ッ!ホッペ引っ張る゙なング~!!!」


そう言って心配したり、優しく微笑んでくれるのが…嬉しかった。


だけど君はもう居ない、神様が連れて行ってしまったから。

雪水でスリップしたトラックにはねられ、逝ってしまった。

言いたい事を伝えきれずに君が消えたから…皆悔しがった。

「このたびは、誠に…」

監督が乃亜の親に挨拶をしていた。

俺たち野球部は、目を潤ませ、ただ泣いた。

「屑桐さん…乃亜先輩がっ」

「あぁ…っ」

「うぅ…何でこんな事になる気?(T-T)」


そう言えば、君は部活に入った時

こんな事言ってたよね・・・?

夢は『華武が毎年甲子園にず~っと行けますように』って。


「俺達は…アイツの夢を受け継ぐ必要がある」

「絶対…」

「甲子園に行く気!」

「ずっとング…、ずっとずっと…華武が無くなる゙まで。」

そしてアレから数ヶ月、今俺達はその夢を果たそうと頑張っている。

空から見守っててよね、乃亜。

















end




*謝罪*

ぎゃぁ!!!

ごめんよー、また悲恋…もう死ぬか?


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