【宿直であった本当の話し -その2-】
前回まで ≫こちらをクリック
若干、不本意ながら“さむいぼ”が出てしまった(鳥肌が立った)第1話
しかし、「まあ、作り話作り話」と気を取り直して第2話を読んだ
第2話はこうだった
警備会社に勤務する航平
その日は月に一度の宿直だ。6人で泊まりこむ。
出動要請があれば現場に出向くが、それまでは会社で待機となる。
仮眠も取れるし、順番に風呂にだって入れる。
「近藤さん、先に風呂入ってきます!」「おぉ、行っといで」
航平は先輩社員に声をかけると風呂へ向かった。
警備会社の風呂は一度に10人くらいは入れるほどで結構広い。ちょっとした銭湯みたいだった。
先輩より先に入るので、シャワーだけですばやく済ませることにした。
髪を洗っていると、なにやら後ろから声が聞こえる。
「すいませ~ん。◇※△〇取ってくださ~い」
「ん?誰かいたっけ?」
「すませ~ん、石鹸取ってくださ~い」
「石鹸?」
見ると足元に石鹸が置いてあった。
気付かなかったが誰か入ってたのか。若い奴だな。石川か?
そう思うと航平は左手で石鹸を掴むとそのまま腕だけを後ろに伸ばした。
「ホレッ、石鹸!」
しかし、石川は石鹸を取らない。
「石川!石鹸だ。取れよ!・・・・・・」
「無視かよッ!」
と言って振り向いたがそこには誰もいなかった。
だが確かに聞こえたんだ
「すいませ~ん、石鹸とってくださ~い」と、、、、
・
・
・
マズイ。こんなん見たら風呂入られへんやんけ!
ウチの会社の風呂も10人とは言わないが5人は入れるくらいそこそこ広い。
そう思っていると、そこへ後輩が一人入ってきた。
「hat0さん、風呂入らないんですか?」
「ん?風呂? ん~。ちょっとな。俺明日の朝にするわ」
「朝?何でですか?」
「いや~、シャンプーしてる時に
『すいませ~ん、石鹸とってくださ~い』って言われたら嫌やから」
「はぁ?」
これまでの事情を説明して大笑いした二人。
「僕ちょっと小便して来ますわ」 と後輩。
「おい!どうする?小便しとったら後ろから
『すいませ~ん、紙取ってくださ~い』って声が聞こえたら」 と俺 。
~後輩が一言~
「そんなん、ええかげん確認してから入れ!って感じですよねッ(怒)」
たしかに、おっしゃるとおりです。ハイッ!
2008.07.23