みお＆ゆきのツキアップ日記

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2011.03.22

この世の中、真実がそのまま伝えられていることは稀です。

本当に稀です。

1999年に667人の被曝者と死者2名を出した東海村JCO臨界事故の際も、
当時は、国民に真実の情報はほとんど伝えられませんでしたし、
今でも、その後の後遺症など明らかにされていないことがとても多いです。

もし、ちゃんと知らされていたら、国の原発推進政策に対して、いくら、
“島の中の懲りない面々”の私たちでも、反対の声をあげていたかもしれません。

こうした重大事故の際に、当局が、すぐに真実の情報をすべて
開示していると頭っから信じることができる、このどっぷり

つなげるための、これが最後のチャンスになるかもしれません。

大多数の国民の唯一の情報源であるマスコミが、もし、
大量ゴミ情報の発信基地だったとしたら・・・

『マスゴミ崩壊』

【送料無料】マスゴミ崩壊

少し違った角度からも物事を見ることができるような、心の選択肢
としての余裕を持てると、こういう非常事態でもちょっとは安心です。

マスコミの報道を、ちょっと別角度からもみてみると・・・

『日本の何が揺らいでいるのか』

現在されているような、ピンポイントで放射線値を計測して、
それで安全かどうかを判断しても、それだけでは、ほかの地域も

原子炉内から出る放射線による直接の一次被爆は距離が影響しますが、
原発から拡散される放射性物質による二次被爆は、風向きに影響され、
原発からの距離にはまったく関係なく、面で広がり、雨が降れば、
空中に舞っていたものも雨粒と一緒になって地上に降り注ぎ、
それがどのような形で大地や海に浸透し、凝縮してどのように移動

放射線値が強くなったときに、風向きがどうだったのか、
風速はどのくらいだったのか、そういう情報が役立つのですが、
株と同じで、上がった下がったに一憂一喜しているだけです。

京都大学原子炉実験所助教授の小出裕章氏は、インタビューの対談で
最悪の事態になった場合を想定して、こう語っています。

「福島原発から東京までは200から250キロの距離があります。

チェルノブイリ事故のときどうだったかというと、ソ連当局は
30キロ圏内の住民を避難させて、無人地帯を作りました。

しかし、チェルノブイリの原発から200～300キロ離れた彼方で、
ものすごい汚染を発見しました。

なぜかというと、放射能を含んだ雲が流れていき、
その地域に雨が降ったからです。」

なので風向きと風速が重要ですが、刻々と変化する風向きも、放射線値も、
24時間、警戒地区外のグレーゾーンの全モニタリングは不可能です。

誰がどこでどのくらい体内被曝しているかは誰にもわかりません。

ヨウ素131は半減期が8日ですが、セシウム137は、約30年です。

原発から放射線が出続けている限りは、ヨウ素131の半減期8日も
それほどの安心材料にはならないのではないでしょうか。

まず、妊婦や乳幼児、子どもたちを守らないといけません。

心配は不要ですが、用心することは必要です。

それには、いろいろな意見を知って、冷静に判断することが大切です。

まずは、心配不要派、脳機能学者の苫米地英人氏のブログから。

『放射線と放射性物質の概念を混同して国民の不安をメディアは煽らないで欲しい』

『茨城・福島の牛乳、ほうれん草は無害だ。ヨウ素131の半減期は既に過ぎている』

『チェルノブイリと福島第一は根本的に違う。チェルノブイリとの比較は意味がない』

そして、用心必要派の中部大学総合工学研究所教授の武田邦彦氏のサイトから。

『原発　緊急情報（18）　ほうれん草は食べられるか？』

『原発　緊急情報（19）　食品の汚染と放射線物質の半減期』

『 D原発　緊急情報（20）　NHKの矛盾を役立てる』

最新情報はこちら『武田邦彦（中部大学）』で。

政府、保安院、東電の、保身談合３兄弟の立場を考えれば、
自分たちにとって都合の悪い情報、原発から拡散される放射性物質
による二次被爆の情報には触れたくないのも当然の流れです。

東電だから、当然の流れ！（笑）ということで、
電気のようにシビレる替え歌うたいます。

『保身談合３兄弟の歌』

♪責任重いの　政府　政府

♪保安院こわいよ　東電　東電

♪自分がいちばん　保安院　保安院

♪談合３兄弟

よく、心配すると、その心配していることを引き寄せると
いわれますが、それは、ある意味、そうだと思います。

でも、心配なんかこれっぽっちもしてなくても、
来るべき時に、来るべきものは、ちゃんとやって来るのです。

だから、地震列島に住む以上は、地域特性に見合った、都市計画や
原発対策をしておかなければ、やがて大惨事が起きるのは必然です。

1771年4月24日、八重山地震・明和の大津波では、石垣島を、
日本最大の85.4 ｍの津波が襲いましたし、1896年の明治三陸地震
では、岩手県綾里村を、本州最大の38.2ｍの津波が襲っています。

津波に限っていえば、今回のことは決して想定外ではありません。

だから、日頃からきちんと用心することが大事になります。

心配と用心は、まったく別ものです。

心配は、ネガティブに“心”を“配る”ことから、
恐れにつながり、増幅されてパニックに至ります。

一方、用心は、ポジティブに“心”を“用いる”こと、
つまり、軽快な警戒ですから、パニックにはなりません。

この、軽快な警戒であるところの用心なくして、
私たちの大切な命は守れません。

「ただちには影響はない」というのは、「そのうち影響がある」
ということの、ちょっとオシャレな表現かもしれませんから（笑）

こういう原発事故に際しては、最悪の事態を想定して、
最善の行動するのが、わりと欧米の常識です。

だから、アメリカ政府は、独自の放射線観測結果で、
原発周辺の危険が高まったと判断できたときに、すぐに、
第１原発の半径80キロ以内の米国民に避難勧告し、
大使館職員の家族らの自主的な国外退避を認めました。

だって、そうでしょう。

もしも、万が一のことがあったら、

「あっ、さっき、放射線ものすごく出ちゃいましたぁ」

「避難、間に合わなかったけど、被爆しちゃった皆さん、非難しないでね」

では済まされませんから（笑）

なのに日本は、あくまで希望的観測である最善の事態を想定して、
最悪の行動をとっています。

事故発生直後、アメリカ政府は原子炉冷却に関する技術的支援を
申し入れましたが、原子炉の廃炉を前提とした提案だったため、
保身談合３兄弟はそれをあっさりと断っています。

しかし、その後、事態が深刻化して、やっと、保身談合３兄弟は、
自ら海水を注入して、原子炉の廃炉の決断をしました。

どこの国の圧力かはわかりませんが、長年にわたって原発推進政策を
貫いてきた日本は、国民の命より、原発利権のほうが大事だったわけです。

もっとも国民の命のことを考えていたら、最初から、世界有数の地震国である
日本に原発なんか造らないでしょうけど。

事態がより悪化してから、命を懸けなくてはならなくなるのは、
いつもその判断の決定者ではなく、勇気ある現場の人たちです。

そして、避難エリアの設定も、後手、後手になり、
とうとう一般市民にも被爆者が出てしまいました。

でも、保身的な意味合いだけでなく、もし、大規模に、避難、
あるいは、屋内待機を指示して、そうならなかったときに
非難される恐怖から、そうできないという事情もあるでしょう。

もちろん、パニックを避けるためもあるかもしれませんが・・・

日本は何事も希望的観測である最善の事態を想定しての対策なので、
こういう後手後手の行動もごくごくフツーのことなのです。

ドイツでは、他国の事故でも、すぐに一時停止しているのに、
日本は自国の事故でも、1976年から稼動していて、老朽化が激しく、
しかも、プレートと富士川断層という２つの断層に囲まれている、
世界にも他に例のない超アブナイ、トンデモ原子力発電所の浜岡原発を、
そのまま稼動させているというのは、いったい、どいつだ！（笑）

『ドイツ、1980年以前に稼働した原発7基を一時停止へ』

前半は、保身談合３兄弟を責めるような文になっていますが、
後半は、大ドンデン返しがあるので、保身談合３兄弟の皆さん、
気を悪くしないでね～（笑）

（後編）に続く

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