2005.11.30
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大変更新のお知らせが遅くなってしまいました。すでにご覧いただいていると思いますが更新済みです。全体にデザイン・使い勝手も見直しされました。

 以下佐藤真編集長の挨拶より~

 たとえ生身の肉体を映し出し、本音の話を撮れたとしても、そうした「事実の断片」を再構成して作られたドキュメンタリーは、所詮は監督の恣意と欲望に彩られた作り物である。ドキュメンタリーという世界だけで細々と映画を作り続けてきた私にとって、記録という行為に本質的に内包されたフィクション性のことがとても気になって仕方がない。一方、劇映画という世界で役者という商品を素材に「夢の工場」になぞらえられる撮影現場で格闘する映画監督たちは、最初から最後まで作りものフィクションであるからこそ、生身の肉体、真実の声が噴出する瞬間を夢見ているのであろう。ファンタジーやアニメーションのような作り話の世界は、尚更リアルなことへの飽くなき探求を続けているに違いない。ドキュメンタリーとフィクションは確かに対極にあり、スタッフや監督も見事に棲み分けが成立してはいるかに映るものの、映画が映画として立ち上がる瞬間の現場感覚は、不思議なくらい共通の世界観を共有している。ドキュメンタリー的なアプローチを押し出した劇映画や台本に依拠しない即興を根拠に映画を作る監督は今に始まったことではない。ドキュメンタリーとフィクションの境界線上に触れる映画監督が格闘を続ける現場は、日本のみならず世界の趨勢としてますます増殖を続けることであろう。
  秋号の特集「ドキュメンタリー/フィクション」は、こうしたドキュメンタリーとフィクションの境界に揺れる監督たちの世界を浮き彫りにしたいと考えた。

(秋号編集長 佐藤真)






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最終更新日  2005.12.01 16:58:32


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