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ある時、田舎のオタクが、都会のオタクを訪ねた。
都会のオタクは、高層マンションの最上階に住んでいた。
田舎のオタクは、「なぜ、こんな高い所に住むのか?」と尋ねた。
すると、都会のオタクは「コレクションが盗まれないように」、と答えた。
「夜、ふと目を覚ました時、窓の外に人が見えたら?」と田舎のオタクが尋ねると、
「死んだ人間より、生きている人間の方が怖いさ」と都会のオタクは答えた。
後日。
田舎のイベントに参加した為、都会のオタクは田舎のオタクの自宅に泊まった。木造の平屋である。
ふと見ると、とんでもないお宝が無造作に置かれていた。都会のオタクは、それとなく尋ねてみると、田舎のオタクは、その価値を知らなかった。
それなら、と、譲って欲しい旨を伝えると、大切な人からの贈り物なので、と断られてしまった。
どうしても諦めきれない都会のオタクは、夜中に田舎のオタクを殺し、お宝を奪って逃げてしまった。
「田舎のオタクは一人暮らしだし、野中の一軒家だから、アシはつくまい」
と、都会のオタクはタカをくくっていた。
しばらくして、ほとぼりが覚めたと思った都会のオタクは、お宝をネットにアップした。
数日後。
都会のオタクの部屋の外から、物音が聞こえた。不審に思い、窓を開けると、そこには、青白い顔をした田舎のオタクが立っていた。
都会のオタクは、心臓発作を起こして倒れた。
「兄貴のカタキだ」
田舎のオタクの弟は、命綱を外し、部屋に入ってお宝を取り戻した。再び命綱をつけると、彼は屋上に戻った。
彼は隣のマンションに移動し、メイクを落とすと、堂々と1階から出て行った。
「確かに、生きている人間の方が怖いな」
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