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 昔、小学生の頃(1970年代)、サンコミックス版の『鉄腕アトム』を揃えようとした事がある。

 (余りに巻数が多く、すぐに挫折してしまった)

 ところで、このバージョンは、手塚先生が裏話などを載せてくれている(各エピソードの開始前に)。

 最初の方の巻で、

「『カッコいいだろう』と思ってアトムの背(頭身)を高くすると、人気が落ちる。

 そこで、背を低くすると、人気が戻る」

と、嘆いておられたのが、印象深い。

 (確か『ホットドッグ兵団』のエピソード)

 私は、↑に「チンチクリン理論」と名付けた。

 この「チンチクリン理論」は、何も手塚先生(『鉄腕アトム』)に限った事では無いようだ。

 例えば、『ドラゴンボール』。

 あくまで「聞いた話」だが、

「加齢に伴って、悟空の身長(頭身)を伸ばしたところ、人気が落ちてしまった。

 そこで、悟飯(息子の方)を登場させた。

 しかし、物語の進行に伴い、加齢し身長が伸びたので、悟天を登場させた」

との事。

 (↑くどいようだが、あくまで「聞いた話」。なお、アニメ『~GT』では、悟空を子供に戻している)

 悟空(カカロット)やアトムのような、

「『子供が凄い力で、大人をキリキリ舞いさせる物語』を好む」

と言うのは、日本人の特性だと思う。

 例えば、昔話。

 『金太郎』で、金太郎はクマと相撲を取り、勝っている。

 牛若丸も、京の五条の橋の上で、弁慶に勝利している。

 (「坂田金時」は実在した人物のようだが、「金太郎」のエピソードは、伝承の域を出ない。

  また、「源義経」、「武蔵坊弁慶」も実在したが、両者が邂逅したとされる時期、五条大橋は無かった)

 『桃太郎』では、子供、犬、猿、雉と言った非力な勢力が、強大な鬼の軍勢を征伐している。

 (石川賢の『桃太郎 地獄変』では、大変な事になっているが...)

 アトム、悟空(カカロット)は、彼らの子孫なのである。

 さて、この理論は、実は中国にも当てはまる。

 (現在では、どうか判らないが、少なくとも王朝時代までは、通用するはず)

 ますは、孫悟空。カカロットのモデルである。

 (と言うか、当初の『ドラゴンボール』自体が、『西遊記』をモデルにしているのだが)

 悟空は、言うまでも無く、猿である(身長は不明だが)。

 (モデルとされるアカゲザルは体長 約55cm、との事。

  また、悟空のモデルのひとつはインド神話のハヌマーンだが、ハヌマーンのモデル「ハヌマンラングール」は、体長オス51-78cm、メス41-68cm。体重オス8-20kg、メス5-17kg。との事。

  つまり、どれにしろ、身長1mを越えるものでは無い)

 この「お猿さん」が、天界の軍勢や、妖怪をバッタバッタと倒す様は、正に痛快だ。

 (文化大革命の頃、「悟空、天界で大暴れ」の描写が、「旧体制の破壊者」として賛美されたらしい)

 また、悟空と並ぶ中国の人気キャラクター、ナタ太子は子供である。簡単に言うと、金太郎を物凄く強くしたような感じだ。

 (生後3日で蛟龍の背筋を抜く、と言うのは、金太郎の比では無く、「強さのインフレ」と言う気がするが)

 まぁ、ナタ太子は三面八臂に変身できたりするし、悟空も変化の術を心得ているのだが、あくまで基本フォームは猿であり、子供だ。

 と言う事で。

 「8頭身のアトム」、「8頭身の悟空(カカロット)」が不人気な日本に、ジャスティン・チャットウィン(1982年10月31日 生まれ。身長180cm)主演の『DRAGONBALL EVOLUTION』が受け入れられるか どうか?

 (『DRAGONBALL EVOLUTION』...ピッコロ大魔王 編がベース)。

 料理で言うならば、

「刺身にマヨネーズ」

「寿司にハチミツ」

と言ったところだろうか?

 (いや、創作寿司は、モノによっては評価してますけど)

 そこまで文化が違う以上、「児童ポ○ノ」とかレッテルと貼って、萌え絵まで取り締まろうとするのは、単なる異文化破壊でしかない。

 (もしくは宗教による文化破壊)

 例えば、ジム・リーの絵柄は好きだが、日本のマンガが、全てジム・リー準拠になったとしたら、それは悪夢だ。

 (アメコミの場合、同一キャラは、むしろジム・リー準拠で統一して欲しいが)

【余談】

 ジャスティン・チャットウィンは、『ヤング・スーパーマン』(Smallville)のシーズン1に出ているらしいが、印象にない。

 (クラークの同級生(エキストラ)か、クリプトナイトで悪人化したキャラ(ゲスト)かも不明)

【付記】

 昨日、偶然、アニメ『ワンピース』を見た。

 女性キャラが4人(レギュラー2人、ゲスト2人)が出ていたが、顔の区別が つかなかった。

 私に『ワンピース』を語る資格は無い。

 しかし、私より知識の無い人物が、児ポ改悪派にはゴロゴロいるのでは無かろうか?

 そう言えば、「ブルマ(『ドラゴンボール』の)は、途中から若返っている(外見上)」と言う話を聞いた事がある。

 そもそも、鳥山あきらは、初期に「女性の描き分けが、髪型でしか出来ない」と言っていたし、絵に規制が入ったら、大多数のマンガ家・イラストレーターが路頭に迷うのでは?

 ...しかし、サブプライムとか円高でトヨタとかが大被害を被っている中、コミック・ゲーム業界まで壊滅したら、日本経済は終了するな。完全に。






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Last updated  2009.01.19 00:24:25 コメントを書く


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