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2005.06.16
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カテゴリ: pelicula (movie)
本日の映画は『小説家を見つけたら』。

Finding Forrester
監督 ガス・ヴァン・サント
主演 ショーン・コネリー / ロブ・ブラウン
字幕翻訳 戸田 奈津子
(2000年公開)

簡単なストーリー
バスケットボールが得意な普通の少年ジャマール(ブラウン)。ブロンクスの比較的貧しい地区に母親と二人で住んでいる。友達には内緒にしているが、父親がいなくなってから彼の心を落ち着かせていたのは、偉大な作家の本を読むことと、小説を書くこと。
ある日、校内での試験結果が非常に良かったことで、有名私立高校へのスポーツ奨学金を利用して転校するという話が持ち上がる。

後日、意外な形でそのノートが戻ってきたときには、すべてのページを細かく添削してあった。
ふとしたきっかけで、この誰も見たことがない(一部には幽霊だといわれている)人物は、かつて優れた一作品を世に送り出した後、隠遁生活に入っていた作家ウィリアム・フォレスター(コネリー)であることがわかる。
小説の書き方を教えてくれるよう頼み込むが、果たしてジャマールはかたくなな老作家の心を開けるのか?そして、彼は小説を書く才能を開花させることができるのか?

これはいい映画でした。
大きな事件、事故もないですが、淡々と話が展開していき、普通なら関わるはずもない二人が少しずつ信頼し、互いに心を交わしていく姿が、非常に胸にしみました。
普通、家に忍び込んできた高校生と、友達になるってこと自体がありえないですからね。

ショーン・コネリーは、はまり役とも思えるほどのいかめしい老作家を演じていました。心に傷を負った後、何年も人と関わることを避けてきた彼は、非常に頭が固く、他人に自分のことは語らない。なぜ一作品だけで書くのをやめてしまったのか、普通に周りが知りたがるようなことについても絶対質問させない、またジャマールには彼のことについて、ほかの誰にも語ってはならないと誓わせるぐらいの徹底振り。
しかし、ただ頑固な嫌味ジジイなのではなく、カメラから少し顔を背けるようにしながら、微笑んだり、さびしげな表情を見せたりと、これが本当の『さりげない演技』というものなのかなぁ、と素人ながら思ってしまう演技でした。
最期の方では『インディー・ジョーンズ』で見せた、すっとぼけた表情も見られ、相変わらず憎めないおじいちゃんでした。

ジャマール役のロブ・ブラウンも、非常に自然な演技だったと思います。
映画自体があまり感情の高低がないので、確かに大げさな表現はもともとありませんが、家庭環境と金持ちが多い転校先のギャップに戸惑い、小説を書くこと、ウィリアムと過ごすことで、どうにかバランスをとっているところを抑えた演技であらわしていたと思います。


ウィリアムとジャマールの関係は、教師と生徒であり、父と子であり、親友であると私は感じました。

これは『グッド・ウィル・ハンティング』の監督作品だというのは、DVDのパッケージに書かれていたのですが、最後にチョイ役でマット・デイモンが出てきたのが、ちょっと笑えました(^^)

今週末、『ちょっといい話』を観たければ、お勧めの作品です。





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Last updated  2005.06.16 22:12:23
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