瀬戸キリスト教会牧師 西風の会代表 堀 俊明  精神障害2級 (躁鬱病,アルコール依存症)

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2006/07/24
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カテゴリ: 牧師の視点
 宗教の世界と医療の世界では、取り扱う対象が違います。宗教は心の世界、医療は身体の世界を取り扱います。

 宗教家は信仰で精神病を癒せると錯覚し、取り返しの付かない判断ミスをすることがあります。精神病を疑われる人は先ず医療の世界に委ねるべきでしょう。
 宗教家の果たすべき役割は、精神病の患者が医療を受け続けることをサポートするところにあります。
 精神病者を医療の世界に導くためには、様々な努力が必要とされます。精神病者は治療を拒否する場合が多いからです。
 治療中は主治医と密接に連絡を取り、治療を妨げるような言動を慎まなくてはなりません。特に、宗教家の独善は治療にマイナスになる場合が多いからです。
 宗教家は精神病者の身体が癒されるに従い、心のケアーに取り組むべきですが、医療の妨げにならない様に注意しなければなりません。
 しかし、医療は心の問題(生きる意味)には無力ですから、宗教家は心の癒しを計るべきですが、あくまでも「急がば回れ」を肝に命じて置くべきです。
 アルコール依存症も精神病ですから、先ず医療機関に相談すべきです。先ず、精神科的、内科的な治療を受けさせなくてはなりません。

 自助グループでも医療を拒否する者の集まりには距離を置いた方がよいでしょう。自助グループはあくまでも治療を受けている者の集まりだからです。
 宗教家の欠点は信仰による癒しを盲信しやすいところにあります。医療を否定する宗教家すらいるぐらいですから、自らの力の限界を知るべきでしょう。
 宗教家は心の世界を、医療者は身体の世界を分担し、身体(脳)が癒されてくるに従い、心の世界への働きかけを強めていけば、理想的なケアーができると思います。

堀 俊明のブログ:http://plaza.rakuten.co.jp/dochinn/





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最終更新日  2006/07/24 01:42:41 PM
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