瀬戸キリスト教会牧師 西風の会代表 堀 俊明  精神障害2級 (躁鬱病,アルコール依存症)

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2006/09/23
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カテゴリ: ブログ
 都教組が都教委に控訴しないように申し込んでいる場面がニュースに出ていましたが、相変わらずの団交シーンです。子供もニュースを見ているのですから、大人らしい話し合いの場を持てないものかと素朴に感じました。
 裁判所が出した判決は都教組と都教委との対立をあおるのではなく、大人の解決を求めるものだと理解しましたが、双方の間には深い溝があるようです。イデオロギー対決を続ける両者の被害者は子供であることは確かです。
 団塊の世代は愛国心は学校で教わるものではなく、自分で身につけるものだと考えますが、政治家は学校教育の中で教え込まなくてはならないと考えています。日本の学校教育の恐ろしさは多様性を認めないところにあります。
 おそらく子供は一つの問いに一つの答えしかないと思っているのではないでしょうか。マークシート方式の欠点は複数の答えが出たら誤りだと思い込むところにあります。大人になって求められるのは複数の答えを出す能力です。
 愛国心には無数の答えがあります。正解もなければ誤りもないのです。愛国心は一人の人間の生き方そのものです。評価の対象にはならないものです。現在の学校教育のシステムには馴染まないものです。
 団塊の世代は全共闘世代です。キャンパスにバリケードを造った世代です。社会にも、自己にも大きな犠牲を払いながら学んだことは、多様性を認めながら、同一性を見出すことでした。複眼的な見方をすることを身に付けました。
 単眼的な見方は非常に危険です。全共闘時代に戦場に近い体験をしました。人は悪魔にもなれるし、天使にもなれると実感しました。反戦主義者、平和主義者が殺し合う世界は悲惨でしたが、それが戦場の論理だと思いました。
 戦場には戦場の論理しか通用しないのでしょう。その様な世界に子供を送ることはできないと思う教師の心は分かりますが、入学式、卒業式では都教委と都教組との間には戦争の論理しか働いていないのではないでしょうか。
 反面教師として意味があると言うのならば完全な居直りですが、現実はそれに近い状態になっているのではないでしょうか。都教組側が教師として子供たちの前で守らなければならない最低限の礼儀を守ることを期待します。

 都教委は大人しく席に着き、式の進行を妨げない教師までも処分をしないで下さい。子供たちに考えの違う者が共存する世界を実体験させるのも教育です。子供に大人の喧嘩のやり方を実体験させるのには良い機会です。
 石原知事のコラムは毎週読んでいます。知事の発想はユニークで面白いのですが、批判能力のない子供には劇薬です。日教組が日本の教育を駄目にしたという主張は駄目にされた世代にも共感できますが、手段が極端で、強権的すぎます。
 石原知事、都教委、都教組のチキンレースになってしまったようですが、東京地裁の判決が時の氏神かも知れません。三者三様の思いはあるでしょうが、角を突き合わすだけでは問題は解決しません。大人の解決を目指してください。

瀬戸キリスト教会 HP





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最終更新日  2006/09/23 11:16:53 PM
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