瀬戸キリスト教会牧師 西風の会代表 堀 俊明  精神障害2級 (躁鬱病,アルコール依存症)

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2006/10/19
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カテゴリ: ブログ
 福岡県筑前町で中学2年の男子生徒が自殺したのは教師のいじめであったと報道されていました。教師は生徒を「いじめられやすいタイプ生徒」と認識していたのにも拘わらず、教師の不注意な言動がクラスのいじめを助長させました。
 この教師のイメージとして浮かび上がるのは、生徒と仲良しタイプの先生です。生徒に対して馴れ馴れしく接し、冗談などを交わし合っていたのでしょう。教師ではなく話の分かるお兄さんを演じようとしていたのではないでしょうか。
 学年主任を任されているのですから、校長の評価は良かったのでしょう。学校行事の経験も豊富で改革力や企画力があったと評価されていました。生徒の間では人気があったようですが、口が悪く悪ふざけなども多かったそうです。
 この教師は生徒から人気を得る手段として最も卑劣な手段を用いました。弱い者をからかうことにより生徒と一体感を造り出し、自分を生徒と同じ側に置き、弱い犠牲者を仲間外れにしたのです。いじめの図式と全く同じ構造です。
 教師が生徒と仲良しになってはいけないと言いませんが、教師としての威厳を保つことを忘れて生徒の人気取りに走るようでは教師失格です。今回の事件はたまたま表に出ただけですが、関係者は単に運が悪かったと思っているでしょう。
 学校、校長、教師に対する評価制度が厳しくなればなるほど、教育現場の隠蔽体質がますます深まるという悪縦貫に陥っているような気がします。文部科学相の出す統計を信じる者はいないでしょう。現実との乖離が著しいからです。
 北海道滝川市で小学6年の女児が自殺したケースでは女児が教室に遺書を書き残していたのにも拘わらず、1年間も放置されていました。今回もマスコミがこれだけ騒がなければ、学校、教育委員会は隠蔽工作に走った可能性があります。
 教師は精神科に入院したそうですが、世間から隔絶された世界で一人の生徒を自殺に追いやったことを反省してもらいたいと思います。何がいけなかったのかを生徒のご両親だけではなく、社会に対しても明らかにする義務があります。
 今回の事件は氷山の一角にすぎないと思いますが、事件の根本は教師が権威主義に陥ないことイコール生徒と友達付き合いすることと取り違えたところにあります。教師と生徒、師弟関係が既に崩れ去っていたから起きた事件です。

 聖職者には聖職者に相応しい服装が要求されます。服装が乱れれば生徒が教師を見る目も乱れます。クラーク博士は「紳士たれ」の一言で札幌農学校の生徒の風紀を糺しました。教育労働者だと思う教師は塾の講師に転職すべきです。
 今回の教師は学年主任をしており、いわゆる駄目教師ではありません。教育改革の過程で淘汰される教師ではありません。熱心であるがゆえに生徒に与える害も大きいのでしょう。「紳士たれ」と教師に言える人材が必要とされています。
 国旗、国歌の強制には反対ですが、教師の側にも問題があるように思えます。自由には責任が伴うことを忘れている教師が多いのではないでしょうか。生徒に対しても毅然とした態度を取れない教師が増えてきたのではないでしょうか。

瀬戸キリスト教会 HP





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最終更新日  2006/10/19 11:39:58 PM
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