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2007/05/15
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カテゴリ: 政治
 国民投票法が国会で可決されましたが、護憲派、改憲派共に観念論の世界から脱却し、憲法論議を国民の前で展開すべき時がきました。自民党時代から改憲派であった小沢代表の55年体制への先祖返りには失望させられました。
 社民党、共産党の護憲論を支持するオールドリベラリストもいますが、多くの国民は公開の場で憲法が論議されることを望んでいます。60年間不磨の大典であり続けた憲法は現代社会に適応できず、制度疲労を起こしています。
 先ず環境権、プライバシー権、地方自治などに関して明確な規定が必要とされています。護憲派の改憲阻止のためならば憲法論議も否定する政治姿勢には21世紀に必要とされる権利、義務も考慮できない思考硬直を感じさせられます。
 安倍首相からは戦後レジームからの解放という標語は聞こえますが、戦後世代の憲法論、憲法観が感じられません。祖父の岸元首相の怨念しか感じられないのは、団塊の世代から共感を得られないのは理論的根拠が薄弱だからです。
 中曽根元首相らの戦前派からは進駐軍に対する怨念を感じますが、多数派からは血で贖われた平和憲法維持の姿勢も感じさせられます。団塊の世代には悲惨な戦争体験が色濃く残っていますから、平和憲法維持が多数派だと思います。
 21世紀の日本の進路を決めるのは戦後世代ですから、戦後世代の憲法論を知りたいのですが、戦後世代から憲法論が発信されていないように感じます。世論は改憲を支持していますが、平和憲法は維持する意志のように感じられます。
 国民投票法イコール憲法九条改正と決めつけるような論議は理性的ではありません。自民党案では前文、安全保障に感する条項は国民の多数の意志からかなり離れているように感じられますから、さらなる議論の積み重ねが必要です。
 一国平和主義か集団安全保障主義かどちらの方向に日本が進むべきかという点にあります。北朝鮮が核武装を始め、日本を射程距離に入れる新型中距離ミサイルを配備し始めましたから、従来の自衛隊の対応能力を超えてきました。
 中国の中華思想、拡張主義に対する対応も自衛隊、自衛隊法では対処できなくなってきましたが、平和憲法を改正すれば行き着くところは核武装でしょう。アメリカの核の傘の下か、自前の核兵器かの二者択一を迫られるでしょう。

 日本は日米同盟を基軸にして、アメリカの核の傘の下での平和を選択するのが賢明だと思われます。資源小国の日本はアメリカの友好国としての役割を果たし続けることにより、アメリカから切り捨てられないようにすべきでしょう。
 そのためには平和憲法を歯止めとして利用することです。イラク駐屯でも感謝されたのは憲法九条があるからです。日本はこれ以上の拡大主義を取るべきではありません。バブルから身の丈にあった生活の大切さを学んだからです。





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最終更新日  2007/05/15 08:49:24 PM
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