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2016.03.12
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昨年ドラマ化された池井戸潤の直木賞受賞作の下町ロケットの第6話以降の後半部分の原作ではあるが、新聞連載とドラマがほぼ同時進行するという今までにない試みとなって話題になった小説である。もし小説が行き詰まったらどうするんだろうって心配していたぐらいだが、完璧な出来栄えの小説とドラマに仕上がり、さすが今売れっ子作家の池井戸潤だなって思わせくれました。ロケットのバルブ開発を自ら手がけて国産ロケットを飛ばすという夢を実現させるドラマの前半部分は下町ロケットが文庫化された時に既に読んでいたが、後半は人工弁という医療機器の開発「ガウディ」という新たな挑戦とバルブ開発にNASA出身のライバル企業が現われて、コンペという形で争いの中、感動の結末が待ち受けているまたまた夢と希望と勇気を与えてくれるエンターテインメント小説で読みだしたら止まらないという感じで一気に読んでしまった。ただドラマでは佃の娘や母親が大きな役割を果たすが、下町ロケット2の小説上では全く出てこないのが残念な部分であった。またPMDAの陰湿な嫌がらせや登場人物たちのガウディへの熱い思いなど胸を打たれる部分が多く、それらがものすごくよく描かれていたが、小説では案外あっさりな部分もあり、やはりこういった部分はドラマの方が映像という表現性があるので優れていると言える。ただ、小説は小説として前作同様に超ド級の面白く、誰もが納得しているのは確かである。是非何かの開発を題材にして次回作を出してもらい、更にその小説をまたドラマ化してほしいと感じたのは言うまでもない。





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最終更新日  2024.04.02 21:42:42
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