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2016.06.07
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★★★
先週、2013年週刊文春ミステリーベスト10の第 1位、2014年このミステリーがすごい!の第2位の前作である教場を読んでみたが期待した内容とまでは行かなかったのだが、Amazonの評価も前作よりは高く、続編があると気になる性格のため、間を開けずに続いて読んでみることにした。

怪物じみた切れ者刑事は、なぜ教官に転じたのか? 君には、警察学校を辞めてもらう。“退校”宣告から執行までのタイムリミットは一週間。風間教場に編入された不運を呪いながら、己と 闘え。大ヒット警察小説、新章突入!(BOOK データベー スより)

前作より、更に白髪で隻眼と謎の多い風間公親教官が全ての章に絡み主役的な役割を果たしている。読後の感想としては前作よりは確かに面白かったと思う。特に印象に残っている内容としては、1章の「創傷」は前職が医師と異色の経歴を持つ桐沢が、警察手帳を紛失してしまう。勿論見つからなければ、即退校は避けられないが、その裏側には転身した彼の過去が絡んでいたとは、まさかの展開で特に面白く読めた。この桐沢は本作の脇役として2章以降もときどき現れる。又、卒業が近づくのだが、どうしても一皮剥けない男が最後は風間に助けられて、無事卒業するまでを描く6章の「奉職」も同様に楽しめた。風間に関しては決して冷血漢ではなく、一度は気づくチャンスを与えて這い上がってくるのを待つ、厳しさだけではない一面が感じられる。この風間だが、本当に何者なのか最後まで謎のまま卒業を迎えてしまうので、まだまだ続きがあることを含めた終わり方で、次作でそのあたりが明かされるのかも知れない。その時はまた読んでみようと思う。





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最終更新日  2026.02.28 17:51:23
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