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2024.03.24
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今月に入ってすぐ最近話題作を出していて気になっていた浅倉秋成の「六人の嘘つきな大学生」を読んだあと、嫁さんと二人で体調を崩して読書どころではなかったのですが、やっと体調も戻ってきたので、次は何を読もうかと本棚を眺めていると、分厚い森博嗣のS&Mシリーズ10冊の残り3冊が目にとまり、あー確か「幻惑の死と使途」と「夏のレプリカ」を続けて読んだあと、次の作品が分厚いので躊躇したのを思い出しだが、何故か今なら読めそうな気がして、なにはともあれ久しぶりにS&Mシリーズ第8作目を読んでみることにした。

避暑地にある別荘で、美人姉妹が隣り合わせた部屋で1人ずつ死体となって発見された。2つの部屋は、映写室と鑑賞室で、いずれも密室状態。遺体が発見されたときスクリーンには、まだ映画が……。おりしも嵐が襲い、電話さえ通じなくなる。S&Mシリーズナンバーワンに挙げる声も多い清冽な森ミステリィ。(BOOKデータベースより)

S&Mシリーズの第8作は、今までと全く違い大部分が本作の主人公と思われる笹木という男の回想シーンで構成され、途中に萌絵と犀川が語るという趣向を変えた作品でした。
西之園家の別荘に向かう車中で萌絵が犀川にある事件について語る。その事件とは嵐の夜に避暑地にある別荘の隣り合った部屋で姉妹がそれぞれ死体となって発見され、いずれの部屋もいつものパターンで密室である。二つの部屋は映写室と鑑賞室で、死体が発見されたとき、スクリーンは映写中だったらしい…。
笹木の回想シーンでは事件の関係者から様々な仮説が披露されるという推理合戦でなかなか興味深い話が続くのだが最後はただの回想ではなかったのだ…。うーんやっぱり騙される私でした…。
本作は今までと違った形で楽しめましたが、気になる方は実際読んで確認して下さい。
既にS&Mシリーズの最初の作品「すべてがFになる」を読んで以来、約10年が経過するが完全制覇まで残り超分厚い2冊となったので、躊躇せずに読んでみたいと思う。





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最終更新日  2024.03.24 21:39:27
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