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2026.10.06
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★★★★
先月、井上夢人の「 オルファクトグラム 」を読んだあと、次は先日他界された東野圭吾の作品を読もうと思っていたら、夏前に地元の図書館に予約していた東野圭吾と並んで大好きな池井戸潤の最新連作短編集の「ブティック」が確保さましたと連絡があり、前作のこの秋テレビドラマ化される「俺たちの箱根駅伝」以来、実に2年振りに読んでみることにした。


売るか、守るか。譲るか、託すか。会社売買の裏で、人生が動く。裏切り、陰謀、買収合戦ーー池井戸潤が放つ熱狂のM&Aバトル(BOOKデータベースより)

銀行員の雨宮 秋都 は日頃から強引な融資を進める支店長に対してある案件で「必要のないカネを借りることはありません」といって融資を進めなかったことから支店長に目を付けられ嫌がらせをされる。そんな雨宮がある担当して融資を見送った珈琲店が今頃潰れているのではと心配になり、店に寄ってみると、そこには生き返った店の姿かあり、話を聞くとある小さなM&Aブティックに救われた事がわかった。その後もお客を大切にぜず、利益優先の銀行に嫌気がさし、銀行を退職する決意を固める。その転職先は「世の中の会社の力になりたい。困っている会社を救いたい」という雨宮の想いと同じ志を持つ、あのM&Aブティックのランパス東京であった。
本作はそんな雨宮が様々な理由から相談してくる大中小のクライアントと熱い想いを持って一緒に悩み苦しみながら成長していく物語で毎度のことではあるが、池井戸潤の作品に外れは無く読み応えがあり本当に楽しめました。
最後の内藤エレクトロンを巡る株主や経営者の主導権争いとその結末はお見事だったが、途中の大手セントレア自動車の四次請けの立場にある立野マシナリーの社長の気持ちの揺れ動く章がよかったと思う。
今後の雨宮のランパス東京での成長と活躍をまだまた見届けたいので池井戸先生、続編を是非期待しています。





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最終更新日  2026.10.08 06:54:52
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