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アメリカ最大の自動車メーカーGMが破綻の危機に瀕している。ついこの間まで世界一の自動車メーカーがこんな状態になるなんて一体誰が予想できたのだろうか。「TOO BIG TO FAIL」なんてな事が通用しなくなる時代がきた。
役割を終えた企業は市場から去っていくのは当然の流れとはいえ、世の中の移り変わりの速さには驚くべきものがある。自動車業界はガソリン車からハイブリットカーの流れがあり,GMはその流れについていけなかっただけのことなのか。自動車業界は裾野が広いだけにその影響は相当大きい。
自動車は、ボディを作る鉄鋼、タイヤを作るゴム、表面を覆うガラス、内装品のプラスチックや樹脂、その他部品メーカーに影響が出ることはすぐに想像できる。それ以外に大きな会社が持っていた信頼感を喪失させ、世の中を殺伐としたものに変えるのではないか。「大きな会社だから大丈夫だろう」という程度の意識で取引していたら、いきなり「商品代金は額面通り支払えません。何%カットで応じてください。」といわれるようなものだ。
「日本は外需に依存して経済成長してきた国だ。」といわれているが、外需とはアメリカが大きい。そのアメリカが変わり変質した社会になった場合、日本にどんな影響を与え、どんな生活を国民が強いられるのか。先々不透明な時期が続きそうだ。
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