あれこれ備忘録 ホスピス医のこころを支えるもの

あれこれ備忘録 ホスピス医のこころを支えるもの

PR

Profile

粗忽のたかびー

粗忽のたかびー

Calendar

Keyword Search

▼キーワード検索

2024.03.04
XML
テーマ: いい言葉(573)
カテゴリ: ドラマ鑑賞

舟を編む (光文社文庫) [ 三浦しをん ]



秋野は『水木しげる』に救われた過去を持つ。水木しげる対する想いは、馬締の香具矢に対する手紙、漱石の『ここら』の遺書と一緒だと。溢れる想いは要約しようがないのだと。

秋野のもとに行き、こう話す西岡。
辞書は入口に過ぎないが、入口が無ければ入れない世界がある。水木しげるの入口にふさわしい言葉は?と問いかける西岡。秋野が口を開く。
「漫画家である。代表作はゲゲゲの鬼太郎。」

冒頭で、語釈に血を通わせることの大切さ、誰が何を求めて辞書を引くのかを意識しなければならない、と西岡に諭されたことを馬締から聞いていたみどり。

それを西岡は、秋野にも伝えてくれた。

小説には水木しげるのくだりは勿論ない。まだ、生きておられたから。そこに小説にある西行の語釈とあわせたていい話になっていた。

☆☆☆





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2024.03.04 13:29:42
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: