さとなおこんにゃくでぺらら

さとなおこんにゃくでぺらら

August 2, 2006
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そしたらたくさんの液晶テレビの前に呆然と立つおじさんたち。異様な光景でした。テレビはどんどん進化していくけど、それを見つめる人間はついていけてないぞ。


不忍池でコロポックルの話をしていたら私の想い描く妖精の像がちょっと他の人と違うことが判明。妖精は、私の場合、ティンカーベルじゃなくてむしろ禿で長い髭の杖を持った老人の姿をしている。確かに『氷上の妖精』がヨボヨボの老人でよれた布をひらひらっとさせるのは、違うかもしれないけど、妖精と同じ意味の精霊ならよしとできるのでは。


最近よくムッとくることと、ニヤッとしてしまうことがある。もうムッとしたら心の中で「こらハゲ」とぼやき、ニヤッとしたら「ははーんなるほど」と人差し指と親指で顎をなでて納得。小さい頃から感情の起伏が激しいと思っていたけど、まだこの年でも変わることがない。今までO型はおおらかで面白いと思っていたけど、最近A型が羨ましく思えるようになった。きちんとまじめにできるところが、O型にはどうやったってできないし、できたいとも思わない。ただ羨ましい。


自分の好きなものや、考え方、人、気持ち、風景を、こうまっすぐに静かに見つめられるようになった気がする。前はもうそれにまっしぐらで周りが全然見えなかった。きっとそれはフォトラマ800のおかげ。上野で3時間蓮をカメラを通して見つめていたら、なんとなくそうなった。いやそれも三日前なんだけど。写真の中にある光がフィルムにギューっと集まってくる音が聴こえた。


何気ない風景もきっといつか特別になる。ふっと見つめた風景が一瞬とても美しくみえる時がきっとくる。最近そんなことをよく思う。だって素敵な想像をして適当に視線を配ったら、それまで意識していなかった、自分で見えていなかった世界の隙間が見えてくるんだから。


日本には、間を味わう文化があると聞いた。行間を読むっていうのも、とても関心する。
見えないものが見えてくる、心に現れてくる。あぁなんて素敵なことだろう。不忍池の蓮の生い茂るその暗闇奥底できっと髭のナマズはニヤッとしている。そしてムッとしている。

■イラスト:





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最終更新日  August 3, 2006 02:09:27 AM コメントを書く


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