さとなおこんにゃくでぺらら

さとなおこんにゃくでぺらら

August 20, 2006
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昼に起きて、洗濯と掃除をして、大学の先輩と電話で話していたら甲子園の時間に。

しかし、連休最終日に行ったブリヂストン美術館は感性がガンガン刺激されるほど素晴らしかった。前回も行って観ていたのに、まるで全く違う感覚だった。好きな画家は、ピエール・ボナールとマンギャン。ボナールは光と空気が柔らかくてバイオレットが透き通っていてきれい。マンギャンは、筆のタッチが生き生きしていてゆーっくりと時間が流れている感じが伝わってくる。

しかし、ピカソの「女の顔」は釘付けになった。前回はぴんとこなかったのに。
ローマの彫刻のような白い肌と背景の青と、砂の混ざった質感と、まぶたに映る地面からの光。たくさんの色を使わず筆の線の思い切りが美しいタッチを生み出していた。
(7億円…)

作品の前から離れることができなかったのは、高校の時に留学先で見たエゴン・シーレ以来。知らない街と人に出会い、何をしていいか分からなくて戸惑って不安だった時にその絵を見て、堂々と構えていればいいのかもしれないと自分に言い聞かせることができた。今回はどうだろう。
夢中でできることなんてなくて、いつも苛立っていて、心を空っぽにすることでいろんな感情を曇らせて、、

とにかくあの美術館は本当に居心地がいい。セキュリティーの人までちょっと知り合いのような感覚になる。超・超有名な画家達の作品がこんなに身近で静かに見つめることができるのは公でなく私の美術館だからか。いわゆる展覧会は本当に嫌いで、作品は窮屈だし、人は多いしもうむちゃくちゃ。箱が出来合いなのが一番だめ。



そういう感覚を一度味わうと、その他のことがたいていどうでもよくなってくる。何かが欲しいとか、こうなりたいとか、誰かに期待したり、自分に期待することもなくなる。好きなように自然を愛で、好きなようにお酒を飲み、そうやって過ごす一人の時間は、昔の自分からすれば「ちょっと。もうちょっと頑張りなよ。」と言われても仕方ないかもしれない。

テレビで、悩める青年に「ねぇ、もう人に気遣うのやめて、もっと自分のやりたいようにやっていいんじゃない?」とアドバイスするシーンがあった。私にとってやりたいことってなんだろう。気を遣わないでやってみたいこと。。浮かばないってのはもうやれてるってことなのかな?でもそうやって悩める人に温かい言葉をかけてくれる人なんてこの街ではめったにないことなんだと思う。だってテレビでやってるくらいなんだから。

イラスト:手術を控える友人へ送ったもの。無事に終わって元気になることを願っています。





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最終更新日  August 21, 2006 01:32:15 AM コメントを書く


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