さとなおこんにゃくでぺらら

さとなおこんにゃくでぺらら

July 15, 2007
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カテゴリ: 東京日和


留学するということは決して自分ひとりでできたものではなかったと気付いてから。

留学は、自分がアジアという地域の日本という一国の○○という姓を持つ家族に属している○○という名前を持った人間であるということにすがり、自分の今の考え方を形作った家族、親戚、学校、友達、先生、仲間、祖父母、町、自然、食べ物、生き物、全ての環境が、自分の身体に詰め込まれ、飛行機に乗る。

帰国した人は外国語とともにたいてい何かを得てくる。自信や、オリジナリティ(人と違うことが素晴らしいということ)、アイデンティティ、その国でカッコよかったこと、写真、想い出、日本にない考え方、そんなこと。そんなことを活かして新たなチャンスを得たりする。
仕事、出会い、ライフスタイル、価値観、ものの考え方など。

それを、自分ひとりで得ることができたと思っていないか。


 どうしてそんなことを思うかというと、私と同じように留学を経験した人が、帰国して周りの友達に発したのは、「すごく辛かった」「日本はもうダメ」「私あっちに帰る」と。
そんなことを言ってもらうために、外国の人々はあなたと出会ったのでは絶対にない。

あなたが、アジアの日本の国の人だということを少しでも感じて接しているのだ。その見た目、その服装、その話し方そのどこかに、アジア、日本、自分の知らない外国を見て感じているのだ。自分が思っている以上に相手は「私」を通じて、海の向こうの国の何かを感じている。




でも、そう気付かせてくれるチャンスをくれたのは何か。

赴いた国がそれを教えてくれた。違う。
相手の国が教えてくれたのは、あなたが日本の国の人だからだ。
そして、あなたがそう気付くようになったオリジナルは、他でもなく、
自分を育んでくれた環境があったからだ。


 留学で何かを得て帰ってきたならば、「内」に気付き、そして知らねばならない。

今の自分の考え方、生き方を支え育んだものすべて、住んでいる町、家族、知り合い、職場、地域、国、を知らねばならない。
でないと、外国での出会い、発見は陳腐で価値のないものになる。

私が感じているのは、留学をして帰国した人がどのくらいそれにちゃんと返事をできいるのかということ。

私は、留学のときに私と出会い、素晴らしいことを教えてくれた全ての人達、環境、生き物に、胸を張って、今も自分を信じて生きていると言えるような生き方をしようと心に決めている。だから悔しい仕事、辛いことがあっても逃げたりしないで、ちゃんと向き合う。泣き言も言わない、言い訳もしない、自分本位にならない。相手を思いやり、不快なことを口にせず、一日一善。そして何よりも一生懸命頑張るということを心がけている。それができないときは、留学できたことを忘れてしまっているとき。自分に納得のいかない生き方はしたくない。

留学でなくても何でもそう。


自分をそういう風に育んでくれた周りの人やもの、環境に感謝できたら。

そう思えたら、少しというか、かなり周りが見えるようになる。
というか気付けばもう見えている。


何かを得た時に、その時何を感じるか、何に気付くのか。








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最終更新日  July 16, 2007 02:21:36 AM コメントを書く
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