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2007年12月13日
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カテゴリ: CDま行
勧誘電話・冷食についての相談に、お答え下さった皆様。ありがとうございましたm(_ _)m。

今夜は、家人が忘年会。ちょっと迎えを頼まれているので。何時、電話がなるかが分からないので・・・。ドラマCDの感想などを・・。
同人ですので、申し込みなどはアフィリに貼っている文庫の後ろの方の告知などをご覧下さいm(_ _)m・・・

あらすじ・・・ 深紅の髪を持つ志郎は、人を斬ることに快感を覚える性質であった。暴れ者の彼は鬼子として、廃嫡される事となり。寺へ行く途中。
追いかけてきた弟・藤丸と共に山賊・土蜘蛛に拉致されてしまう。そして、弟の身の安全のために、山賊の一員となって蒼月に抱かれる生活を送ることとなるが・・。

感想・・・ この作品は、お友達がゲットしてくれたにもかかわらず。なんとな~く、聴いていなかった(この理由もなしに、なんとな~く聴いてない作品は、かなりあります。手元にある事で、安心・満足しているのかもしれません)作品になります。
ところが、原作の漫画が文庫として(書き下ろしを含めて)刊行されているのに気が付いて、手に取ったなら。
もう、これは聴くしかない!!作品になったのですが・・・終わり方に不満が残る作品になってしまいました。


原作を読んだからこそ言える事かもしれませんが、経緯を大事にする吉原さんらしいシナリオ展開だな・・・と言う事と。補足してある台詞に無駄がないと言うこと。そして、なんと言っても原作の魅力!これですね。
二組の兄弟(片方は、親子?でも、きっと戸籍上(あればの話)では兄弟になりますね)を軸に、流される事なく己を保つ志郎と蒼月を愛して止まない蓮華の確執。汚されながらも一輪の百合のごとく咲いた藤丸と、大事に思うが故に葛藤の大きかった才蔵・・。
彼らの人間ドラマとも言うべき作品です。

蒼月役の星野さんは、他にもいろいろ作品はあるのに。私個人は、この作品で初めて向き合った方ではないでしょうか?おぉ。。。男臭くて、でも深みと渋みのある声は、原作を読んだまんまでした。
藤丸役の高城さんは、ファンの方には申し訳ないのですが・・STAMP OUTの司会進行をされていた時に、妙に腹立たしくなってしまいまして。以来、苦手な方のお一人です。声を聴くだけで、思い出してムカーッっとすると言いますか、役とは関係のない部分で、なんだかなぁ・・・でした。ですから、一回目に聴いた時には藤丸が出てくるだけで「このカマトト(失礼、言葉が汚いですね)がっ!」となっていました。
感想の為に聞き直した今回は、正直絡みシーンにあまり色気は感じませんでしたが(゜゜)\バキッ☆。それらのシーンに被ってのモノローグには、そこまで嫌悪は感じませんでした。でも、なんだかね・・尺に合わせて本を読んでいるだけ?と言う感じも多少は残ってしまいました。

藤丸のお相手の才蔵役の吉野さん。再三書いていますが、ESCAPEの委員長の時は苦手なのよ!Saint Beastのガイも苦手なの!!でも、この才蔵は本当に花丸付けたくなるくらい、良かった!!吉野さん、このトーンでずーっと演じて下さらないかなぁ(無理って・・)。蒼月と向き合った時の皮肉ともとれる言葉や、登場人物の中でこの子が一番真実を見抜いていたんだなぁ・・・と思える台詞の数々は、このCDにとって無くてはならない屋台骨!!とでも言うべきものでした。

蓮華の遊佐さん!!いやぁ・・もう、脱帽です。男だけど、その見かけは女形。そして、きっと心の中も女そのもの。
彼(と言うよりも、彼女と書きたくなってしまいます)が、乱れそめにしの登場人物の中では、一番業が深いかもしれません。蒼月を愛して、愛して、愛し抜いてしまった蓮華。
蒼月が、見た瞬間から惹かれずにはいられなかった志郎を、その本能故に排除しようとし。ことある毎に、一方的に火花を散らしてしまう。
蓮華の悲劇は、策士策に溺れると言う言葉がぴったりします。自分にあった寵愛が奪われてしまう。だからこそ、志郎と藤丸の兄弟を憎む事と、敢えて下に見ることで自身を保って居た彼女・・。あ、違う彼です(^^;・・・しかし。その小賢しさは蒼月(でなくても気が付きますわな・・蓮華だけが、気が付かないと思っているのですね)の感情を逆撫でして、逆に自分を追い込んでしまう。

そんな蓮華を遊佐さんが、まさに熱演!好演!!怪演(大笑)!!です。

そして、志郎役の伊藤さんは、熱演以外の言葉が浮かびません。
冒頭のまだ幼さの残る志郎と、10年くらい経過した後の志郎の演じ分け。青臭さも幼さも脱ぎ捨てたシーンは、ナレーションも何も無しで、あぁ・・月日は流れたなと思わせてくれました。
男臭さと矜持だけは人一倍・・。そのくせ、暴れ牛と見える志郎が、ひとたび抱かれたなら。その思いもかけない色香の凄まじさ。
この喘ぎ声なら、確かに・・・土蜘蛛の皆さんは(だだ洩れの嬌声を聴かされていたと言う事ですから)耳の毒に他ならなかったですわな・・・。そして、蓮華がその声にあてられてしまうのも無理ないです・・とすんなり思わせてくれるほどの色気・・。うわぁ・・もう、たまりません!!


お話としては、うーん・・・・と言うのは。シナリオが吉原さんだから、漫画にはないシーンや台詞の書き足しも無駄はないんです。
特に、藤丸には手を出さないと言う約束を信じていた志郎が、実際には藤丸が他の山賊に抱かれる生活をしていた衝撃の?事実を知った後。詰め寄った蒼月が「何の事だ?」と答えるのですが。
漫画では、志郎は「そういう事か!」と笑い出して斬りかかるのですが。そこに、CDでは「蒼月は本当に知らなかったんだ」と加えてありました。漫画では、蒼月が知っていて知らないふりをしていた・・・とも受け取ることが出来ますし。蓮華の差し金とも取れますし。どっちかなぁ?と思っていましたが。
CDでは、この台詞の追加によって山賊達の暴走か蓮華の画策の方に傾いてしまいます。
また、冒頭の戦いのシーンに於いては。守り役としてついてきた重勝さんの刀の扱いが、微妙に原作とは異なっていまして。こちらの方が、あぁ・・脇差しじゃあ仕方なかったね・・・と思わせてくれる事。山賊として生きる志郎が、獲物を手に入れて帰って来たときだけ藤丸に会う事が許されている等々、より細かくなっていて。良かったは良かったのですが!!

終わり方がね・・終わり方が・・・。これじゃあ、志郎が可哀相・・と言う感想になります。
聴く前に購入した原作では、この後に村に着いた志郎は。つぼをふって弟を育てている千尋と出会うものの。死にきれず、居場所もなく漂ってしまうのですが。そこに、蒼月が現れて。
藤丸は死んでしまった事。その事を悔しいと思うのなら、俺に殺して欲しいなどと思わずに生きろ!とそこでH突入。
本編では、あまり出て来なかった蒼月から志郎への愛が見えるシーンがありまして。おぉおお・・・・と思ったのです。そして、活を入れられた志郎も、また旅立って行く・・・と言う終わり方をしておりまして。
千尋とのエピソードはともかく!蒼月が追いついて、そこで活を入れるシーンは入れていて欲しかったかなぁ・・・と思うのです。
何しろ、藤丸と共に明るいお日さまの下で、今度こそ人生をやり直そうと思って生きてきた志郎。ところが、弟は自分ではなく才蔵を選んで「先に逝きます」と死んでしまうし・・・おいおい・・
村を見つけて「藤丸ぅうううう!!」と絶叫して終わってしまうと、あら・・あらら・・・まぁ、どうしましょう!と言う感じなんですよ。この先、志郎ちゃんてば、どうしましょう?みたいな・・。
なので、あとちょっとだけシーン追加で終わってくれたなら。文句はなかったのに・・・うーん。折角の伊藤さんや遊佐さんの熱演が、生きないかなぁ??と思ってしまっています。
ドラマCDで、あらぁ?と思われた方。漫画をお読みになる事をお薦めしてしまいます(滅多にない事ですよ。私が漫画を読んで!と勧めるなんて)。
この後の顛末や、書き下ろしの作品。時間軸がちょっとだけ前の山賊として生き始めた後くらいの志郎と蒼月の絡み・・ここでの、甘い毒についての蒼月の台詞と、背中からの温もりを愛しく思う志郎のモノローグなど、おお!と思えるお話が入っていますから(^-^)。


2007年8月発売コミック【コミック文庫版】乱れそめにし





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最終更新日  2007年12月13日 21時10分49秒
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