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カテゴリ: 読書

ガン病棟のピーターラビット

体調が今ひとつなので、こういうジャンルの本は辛くなると分かっていたのに・・・結局、読んでしまいました・・(^^;。

ガン病棟のピーターラビット

そうですねぇ・・今から20年は前になるのかな?グインサーガが刊行され始めた時。
魔界水滸伝だとか、翼ある者、伊集院大介シリーズなどで、栗本薫さんが大好きで大好きで。とにかく、栗本薫と中島梓と名前がある本は片っ端から買って、読みあさると言う日々が続いていました。
もちろん、今も嫌いな作家さんではありませんが。5年前の引っ越しの時に、グインが当初の予定よりも長引き、100冊では収まらないだろう・・・と言うのが分かってきました。
どこまでもついていきたい!と思ってはいたのですが、自分のお気に入りのキャラクターがとんでもない事になってしまった事と。最初の異世界ファンタジー要素と言うよりも、クトゥルー物の要素が強くなり、暗黒面が強くなってきた事・・・
そして、新しい家では100冊を超えるグイン専用の本棚は置けない事・・の理由から、グインを追いかけることを諦めてしまいました。
もちろん、グインの新刊が出て。文庫の売れ行きトップ5の棚に置いてある本を見るたびに、あぁ・また続きが出ているんだ!!と立ち読みはしていましたが(゜゜)\バキッ☆(私の立ち読みは早いので。結構内容はサクサクとあらかた読んでしまうのよ)後書きまでは読まないので(大笑)、順調に巻を重ねるグインの作家さんが、病魔に冒されているなど思いもしませんでした。

エッセイの類は大好きでして・・・東海林さんや司馬さん、俵さんに西村玲子さんのエッセイも好きですし。池波さんの映画と食のエッセイも好きです。
そして、作者を問わずに好きなジャンルのエッセイは。結婚関連と(大笑)妊娠と出産に、子育てのエッセイが大好きです。

(だから・・・と言うわけじゃないですが、漫画でもぽっかぽかなどの子供が出てくる作品大好きです)

それとは別に、療養系統の作品は・・・・職業柄、薬の名前や検査内容が分かってしまうのと・・ある程度の病態まで想像がついてしまうのが、先ずは辛い。
今は田舎の個人医院(しかも、ターミナルケアではなく。眼科は、科としては明るい診療科目だと思います)に務めてかなりの年月になっていますが、離職する前に務めていた所が、まさにそういう末期の方が多い所だった事から、常にピリピリした状態で。朝も昼も夜もなく、泣きながら走っていた日々を思い出してしまうのです。

だから?前向きに生きると言う療養のエッセイは、だから無茶苦茶辛くなって。泣いてしまうんですわ・・はい・・・
しかも。大好きな栗本さん(中島さん)がガンだった??えぇええええ?一体、何時の間に?そんな事になっていたの??えぇえ?正直、本屋で書名を見た瞬間に万歳してしまいましたよ・・びっくり!で手が上がる・・おいおい・・

BLの作品は、あまり当時は一般的ではなかったけれど。それでも、一番最初に読んだBLの小説は?と言われたら、多分・・・栗本作品だったかな?って思えるんですもの。そんな、きかっけをくれた作家さんが、そういう事態に陥っていたとは??

グインの新刊を見るたびに、頑張っているんだな・・って元気を分けていただいていたのに。
うひゃあ!まだ、お若いじゃないか!!

書名を見た時のショックは、計り知れないものがありました。

実際に、本をひもといて読み続けると。チューブに繋がれての生活・・・想像がついてしまうだけに、もう、途中からは涙が出て、字面がにじんで仕方がありませんでした。

病気になり、不自由な生活を強いられる中で。本当に大事なことをはっきりさせてしまった・・・と書かれています。


また、書くことと読むこと・・・と言うところでは。
むさぼるように本を読んだ一時期の記憶のある人は幸せだ・・・とあって・・私がむさぼるように読んだ本の中に、貴女の書いた本もあったのよ!と言いたい気持ちになったり。
自分のせっかちと先に行きたがりで、大変だと書かれている部分も身に沁みました。

後書きで、なんと!ガンの転移が分かって。今も抗ガン剤との戦いである事が書かれています。これもまたショックで・・こういう療養のエッセイって、かくかくしかじかで療養していたけど。今は元気で再発もなくやってますよ~で終わるのが多いから。完全に裏をかかれたと言うべきでしょうか??

あとがきや本文で、秋葉原の事件や氷室冴子さんの事なども書かれています。


でも・・あぁ。やっぱりは、読んでいて辛かった。療養のエッセイは、辛いです。
比較して、自分の健康を祝いたい気分になれるわけでもないですし。
やっぱり、体調が良い時に読むべきだったかも・・・と、今更思っているところです。





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最終更新日  2008年08月23日 22時34分44秒
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