気になる芸能・ウワサ情報!

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2011.07.02
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 ヒャダインの名前でYouTube や『ニコニコ動画』などの動画投稿サイトに数々の作品を発表し、そのクオリティーの高さから多くのファンを獲得。100万回を超える再生回数などで、多くの人に知られる存在になった。その一方、前山田健一としては、ももいろクローバー、倖田來未&misono や東方神起に楽曲を提供する作家として活動し、2010年にヒャダイン=前山田ということをカミングアウト。作家でもあり、動画投稿サイトが生んだクリエイターでもある双方の立場から見えてくる音楽シーンとは?

前山田健一(ヒャダイン)の手がけた主な作品(下段に表示)

――最近ではアーティストの原石を見つける役目を『ニコ動』も果たしているという見方もできそうです。
前山田 メーカー側の視点に立つと、まず『ニコ動』にアップしたという積極性とその情熱が、オーディションでいう最初の審査をクリアしたといえそうです。そして『ニコ動』やYouTube では、一定の数字が出ていて、実際にどのくらいの支持を得ているかがわかる。山のようなデモCDの中からやっと見つけた可能性のありそうな音源が、発売してみてそれがどのくらい一般の人に受け入れられるかどうかは分からない、と悩むことも少なくなるでしょう。

クリエイター側からしてみれば契約の理由付けもできるし、ユーザー側は、自分たちが発見したり応援したことがWeb 上の書き込みに残ったりして、有名になっていく過程に自分も参加していた足跡をつけることができて嬉しい。誰も傷つかない素敵なサイクルだと思います。ただ、一方でネットから出てきた人を素人上がりと嫌う人もいますけど。

――プロとアマチュアの違いを特に意識する人もいると?
前山田 それもあると思います。一つ考えられるのは、自分たちが見つけたと思うファン心理の逆で、彼らが出てきた時に乗り遅れたと思った人が、ジェラシーから叩くようなケースもあるかもしれない。ネット住民は“情報弱者”になることが一番嫌なことなので、そういう不安感を否定するため、払拭するために攻撃するというのもあるかもしれないですね。去年ぐらいからニコ動発のアーティストがどんどん増えてきたので、そういう人たちも減ってくるとは思いますが。

■評価を決めるのは“聴く側”という時代へ

――ネット発信型の音楽と、フィジカルなバンドとがシーンをせめぎ合うバランスによって、エンタテインメント市場が拡大していくのが理想ですね。


プロジェクトの様子から察するに、最初から大資本をかけた展開もやろうと思えばできたと思うんですがそうしなかった。それは、そういうやり方が今の時代にマッチしていない、むしろ反感を覚えるということに気付いていたからなのかもしれないですね。そういう意味で考えるとやはり凄いと思います。

――プロモーションの在り方も変わってくる。
前山田 今の時代、「鳴り物入り」でデビューという形は全く響かないですよね。そういう物言いはすごく高圧的に聞こえてしまうんです。「何万年に一人の歌声」なんて言われてもリアリティもない。つまり、評価を決めるのは聴く側なんですね。たしかに昔はアイドルが神聖視されていた時代もありましたが、ネットの発達で、そういった提案は通用しなくなったと思うんです。

芸能人がブログを書いたりツイッターで返事をしたりして、一般人との垣根が取り払われた形になった。一方で、今までマイノリティだったコアファンもネットコミュニティなどでお互いがコミュニケーションを取れるようになった。 そこで生まれてきたのが“自分たちが育てた感覚”というものです。

――それはどういったものでしょうか?
前山田 たとえばPerfumeでいうと「ポリリズム」のケース。巷に曲が執拗に流れて“これは何だ?”とネットですごく話題になって盛り上がり、そこに、自分たちで見つけ、人気を拡大させたという感覚が生まれたんです。ももクロも同じです。Perfumeはパフォーマンスもビジュアル展開も他とは違う前例のないものを複合的に作り上げていたため飽きが来ない。

後からサウンドだけ似せたようなアイドルが出てきても淘汰されました。ユーザーのことをお客さんと思った時点でダメなのかもしれないですね。ユーザーを巻き込む、支えなきゃと思わせる。Perfumeも、ももクロもそれを敢えて前面に出さず、ただ一生懸命にやったというのがみんなに伝わるんじゃないかなと。これだけ情報が溢れている時代ですから、ウソのない心の芯の部分がみんな実は欲しいんじゃないかなと思います。

――ご自身が作る楽曲についてはどのような部分を大事に考えていますか?
前山田 一番大事に考えているのは聴いている人が楽しい気分になる曲を作ることですね。そして、アーティストを輝かせるためにその子たちの延長線上にある120%、150%のものを作ろうとしています。僕自身の自己表現とかは全く考えていないです。その意味ではアイドルの曲もアニメの歌もそれに沿ったものを作ろうとする点で全く同じですね。

――今後やってみたい仕事は?
前山田 まず自分の8月の新譜も含めこれからも楽しい曲を作っていきたいですね。僕は昔、アレンジも作詞もしたことがなかったんですけど、できないことはないはずと思ってやってみたら、できるようになった。自分の限界を決めるのはまだ早いと思うので、いろいろやってみたいですね。夏にはアニメロサマーライブに出演させていただきます。ライブなんて今まで狭いところで2、3 回ぐらいしかやったことがないんですが、それがいきなり2 万5000 人です(笑)。できないことはないだろうし、生きていてこんな大勢の前で歌うチャンスをもらうことなんて滅多にないでしょうから、頑張りたいですね。





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Last updated  2011.07.02 14:40:15


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