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てんてん1114

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2010.04.24
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考えろ考えろ考えろ考えろ…


弁当を食べ終わる頃、ズカズカとウエダはボクの教室にやって来た。



マズイッ。


ガラスのように繊細な年頃の五年生は狭い地域社会の中で生きている。仲間意識が強く、外部との関係性に敏感だ。同級生とは言え、知った顔とは言え、クラス外の生徒の侵入を快くは思わない。

ましてや、今、ボクとウエダが一緒にいることに嫌悪感を抱いている生徒も多数いるはずだ。ウエダだから、黙っている、そう言うことだ。



視線が冷たく感じる。


ウエダはそんなこと意に介さない、でもボクは違う、


考えろ考えろ考えろ…







何か言いたげなウエダを制し、階段を下りた。



なに言われると思う?



さあなぁ…



考えてなかったんか?



いつも怒られてるお前やったらわかるやろ?



アホッ!



アキはどうおもうんや?


怒られるんじゃ無いと思う…



で?



怒られるなら、教室とか職員室やろ?それにいくら考えても理由は無いしな…



やな、で?






まぁな、で?



ジンノやし、作法室やし、適当にやってたらなんとかなるやろ?



そうか?



だから、お前も反抗的な態度からいかんと、睨んだりせんと、何でしょう?ジンノ先生って顔、、、出来るか?



あはは…。やってもええよ。







アキ。



なんや?



お前はやっぱりオレよりワルやな。



はぁ?!



ふたりで、笑った。



作法室なんて初めてだ。


少し不安で、少しワクワクした。



ボクに怒られる理由は無い、だが、ウエダには少し、ある。ふたり合わせてチョット注意される程度の事だと判断した。



ジンノ先生は、茶菓子と煎茶を用意して待っていた。



ボク達の勝利を確信した。



なぜ呼ばれたかわかりますか? ウエダ君。



いえ、わかりません。



じゃあ、アキ君は?



はい、よくわかりません。


よく、わからない?



はい、ウエダ君と一緒に呼ばれたので、もしかしたら…と言うのはありますが、叱られたりするようなことはしていませんから…



…ウエダ、、わ・ら・う・な・よ。



ウエダ君どう?



アキ君に言われてみればそうかなぁ、と思います。



ジンノ先生は言葉に詰まった。



トドメを刺す…



あなたたち、ふたりは悪いことはしていません。でも注意しておきたいことがあります。わかりますね?



はいっ! はいっ!



先生からのお願いなんだけど聞いてくれるかな?


……。



六年生の女の子達とあまり喋ったりしないで下さい。騒がれて楽しかったり、嬉しかったりするだろうけど、あまり良いことではありませんから。


まったく正当性の無い話だ。ジンノ先生もわかって言っている。



はいっ、ボクは六年生の女の子達と話したりしたことはありませんが、いつも騒がしくて迷惑かけてるなと思ってました。


そうなの?



でも、困ってるボクを見てウエダ君が助けてくれようと女の子達に話してくれてました。



そうだったの?



はい、アキ君が知らない子にラブレターもらって困ってました。



ジンノ先生は不覚にも笑ってしまった。



ラブレターもらって困るの?



はいっ、どうしたらいいかわからなくて…



ジンノ先生は、白旗を上げるように言った。



じゃあ先生が助けてあげますから、それでいい?


はいっ、お願いします。


ーウエダ、わらうなよ。


女の子達には先生から言っておきます。だからふたりも廊下をウロウロしたりせず、話しかけられても相手にしたりしないでね?出来るかな?



はい、先生から言ってもらえたら助かります。



じゃあ、お菓子食べていいわよ。


はーいっ!



ジンノ先生も教師だ。アメトムチを駆使するのだった。



アキ君!



は、はいっ!



この事は、イノブ先生には言わないでおきますから、、ねっ!



危うく、クッキーを吹き出しそうになった。



ウエダめっ!ガマン出来ず笑いやがった!



一番の不安事を最後に出してクギを刺すとは…



悔しいのでお菓子を全部食べてやった!!



教室への帰り道…



アキ、お前はやっぱりオレの友達や…。



えっ?



お前の予想通りやった。全部な。



……。



ジンノもビックリしてるで…。



なにを?



オレがあんなに素直にジンノの話聞いたのなんて初めてやからな…。


へぇ…。



そうさせたんはお前やってジンノはわかったはずや。



そうかなぁ…



お前は、やっぱりオレよりワルいな。




ふたりで笑った。





ジンノ先生には川を渡った隣の山野里地区に住んでいた。そして、子供がいた。ボク達と同じ五年生の女の子だった。二年後、中学校で同窓となる運命だ。入学後、ボクはその子供と知り合う。


名前を、ジンノミカと言った。



後の演歌歌手と同じ名前だが、当然、別人だ。



こう言われた。



あなた、アキ君?



うん、ジンノ先生の子供?



……。



笑いながら、無言。



なんか、言えよ。



お母さんに、アキ君と言う子とウエダ君と言う子には気をつけなさいって、手強いからって…。



えっ!?



安心して、お母さん笑いながら言ってたから…



あのさぁ…



ジンノミカちゃんはお母さんを小さくしたような子だった。かしこいな、と感じた。



こちらも注意が必要だ。



ボクは五年生だった。





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Last updated  2010.04.24 18:14:51
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Comments

てんてん@ おはよーございます 碧い月(my centimental)で検索くだされ…
てんてん@ こんにちは(^_^)v ご無沙汰しております(^∀^)ノ 2012年3月27…
てんてん@ お知らせ(^o^)/ おはよーございます。 パチンコ稼働ブログ…
こんばんは。てんてんです!(b^ー°)@ 私の不徳の致すところにて、当ブログ更新出来ない状態が続いております。 現在は時々アメーバにて掲載しております…
てんてん@ こんにちは♪~θ(^0^ ) どうしても、パスワードが思い出せない…。…

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