グシャグシャ

グシャグシャ

2007/01/13
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カテゴリ: レビュー(書籍)
2005年4月にJR西日本福知山線の塚口駅と尼崎駅で発生した脱線事故。その一両目に乗っていて事故に巻き込まれて、奇跡的に助かった作者が見た事故や救出作業やそれ以後を綴った一冊。


この本にも書かれていたが、関西の別の私鉄(阪急など)や新幹線では、ホームで人が並んでいる前にドアがきて当たり前だが、JR在来線では少しずれる事が多い。その理由がブレーキをかける回数によるものとの事。他の私鉄や新幹線で出来る事がJR在来線では今もってできない。
また、余裕を持ったダイヤに改正したはずの現在でも、在来線の遅れは数多く発生し続けているし、遅れても特にアナウンスがない事もある。そういった 旧国鉄時代の傲慢さが改まらない 限り、また同じ様な災害は起こり得るのではないか。
この作者も同様の事を書いているが、運転手・偶然乗車していながら現場を立ち去った社員と指示した上司・事故後にボーリング大会を開催した近隣の社員など 確かにそれぞれミスや落ち度はあるのかもしれないが、そこだけをみて個人に責任を押し付ける事は避けなければならない。乗務員も人間である限りはミスや誤認は起こりうる、それを是正する ハード/ソフト両面の整備 が他人の命を預かる会社では必須のはず。

おすすめする方 : JR西日本の方
おすすめしない方: 特になし

5段階評価: ★★★★






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Last updated  2007/01/14 11:43:03 AM
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