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2006.10.15
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カテゴリ: カテゴリ未分類
僕は起業家時代、自分という人間そのものがブランドであると信じて疑わなかった。名前そのものがそこそこ知られていたからである。自分に酔っていただけなのだが。

サラリーマンをやめて起業したとき、僕は勇んで飛び込み営業をするのだが、門前払いで相手にしてくれる会社なんてなかった。そのとき悟ったのが、今までは一部上場企業の社員であるという入れ物に護られていたという事。一応法人組織に属していたのだが、名古屋では無名の会社。自分個人ではほんとうに無力であることを知った。その後、ご承知のとおり異業種交流会を開催するようになり、取材もそこそこ受けて、DJデビューも果たし、自分がスターダムにのしあがっていくような幻覚を見ていた。その後は何度も書いているように転落人生なのだが。

僕は再就職した昨年から、あまり自分というブランドを強調することはしなかった。ブランド確立がされていないと無理が生じるし、もともと自分自身の力もないと思ったからだ。

しかしなんだろう、最近僕のところに舞い込んでくる仕事の頼まれ方というのが、やはり決して奢った気持ちではないが、”しみず”という人間がプロデュースする仕事であるという信頼感を相手に与えていることが多い。自分ブランドはあまり出すつもりもなかったけど、期待されているのはブランド力なのだ。だからこそ、これに応えるために自分は困難な事柄があってもなんとかクリアしたいと思って頑張ろうと思う。

でも、自分のブランドを自分で評価するのもいいが、まだ、確立されていない部分もあるから悩ましい部分でもある。自分を戒める気持ちで思うのは、決してブランドを利用して大儲けしようなんて思わないこと、安売り、量産してはいけないということ、不用意にこのブランドの知名度を上げようとしないこと。たしかに「費やした時間は必ずお金に換える」という営業上の信念もある。泥臭い言い方をすればカネの臭いをかぎつけて、1円でも多くのお金を回収することだ。人が動けばお金が動く、時給いくらだろうか?かかった人件費だけは最低でも回収しなければならない。ある意味営業だからお金にはシビアに考えなければならない。ルーズな考えではいけないのだ。しかし、妥協案などを提示してまでしてお金に換えようという気にはなれない。目先の分だけでも回収しようと思えばいくらでも回収できる。でもそれはやはりできないというのが自分自身の考えでもある。

これは仕事上へのこだわりかもしれないが、「売ったら売りっぱなしにしない事」を最低限のルールとして掲げている。サービスを提供できればいいというのではないと思う。売ればいいというのではない。実はこれは、多くの営業会社が勘違いしているものだと僕は思う。そのことを非難すると「忙しくて手が回らない」とか「コストに見合っていない」なんて失礼なことをいう営業マンもいる。なんとも無責任きわまりないことか。

確かに目の前を飛び交う多額のお金を見て生唾を飲むこともある。給料が増えてその後の生活を夢見ることもある。しかし、多額のお金をいただくのであればそれに見合うプロデュースをしなければならない。要は自分がどこまでオペレーションができるかということだ。オペレーション能力を超える仕事は取ってはならないのだ。

ブランドという話からはかけ離れてしまったが、ブランドであれ、何であれ仕事なんだから、最後まで責任をもってやるべし。責任をもてないのならやるべきではない。

決して売ったらうりっぱなしにしてはならないと思う。





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最終更新日  2006.10.15 12:12:30


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